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石川銀行 破綻の航跡
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石川銀行 破綻の航跡

読売新聞金沢支局石川銀行問題取材班(著者)

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石川銀行 破綻の航跡

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 能登印刷出版部/梧桐書院
発売年月日 2003/09/20
JAN 9784340401109

石川銀行 破綻の航跡

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2017/01/24
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◆所謂バブル期、土地価格の急騰を受け、それを担保にしていた金融機関の融資拡大が日本全国の津々浦々で大量蔓延していた。それは都銀は勿論、地銀・信金・信組でも同様。本書はそのうち、石川県の第2地銀、戦前の無尽に淵源を有する石川銀行の破綻とその前史、そして破綻という結果による債務者の傷跡と事後模様、さらに同行を破綻に至らしめたゴルフ場開発絡み案件と、蟻地獄に落ちていくかのごとき貸増し過程を解説する。◆元々同行は体力なく、近隣他行が取り組まない融資案件、つまり担保不十分や「いかがわしく」見える先を取り扱っていた。 そのため、信用力がなく担保不足で正常債権等とみなされずに、破綻銀行と共倒れとなった借入先が数多存在した。確かに本書が描くのはほんの一欠片だが、当時、多くの地域の地銀・信組が破綻し、こんな事態がそれこそ日本全国で起こっていたのは確実。長銀・拓銀の如き大型案件とは違う、地域密着の地銀破綻とその影響に関するエッセンスが本書に詰まっている。バブルを株価・住宅費高騰、ジュリアナとだけ捉えている人、あるいはそもそもバブルを体感していない人が読むと、バブルが生む社会への爪痕をよく感得できるように思う。 それこそ、バブル世相を賑わした誰かさんのミニ版が日本の彼方此方にいたことが判るはず。◆2003年刊行。

Posted by ブクログ

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