「ダメ！」と言われてメガヒット 名作マンガの知られざる制作現場

宇都宮滋一(著者)

• 販売会社／発売会社: 東邦出版
• 発売年月日: 2004/01/09
• JAN: 9784809403460

商品レビュー

2010/10/20

「タッチ」「７５０ライダー」「巨人の星」「北斗の拳」「エコエコアザラク」「あしたのジョー」「愛と誠」「１・２の三四郎」
いずれもそれぞれの時代で雑誌を支えた、漫画史に残る名作だが、その産声が上がるまで、また軌道に乗るまでは順風満帆ではなかった。
周辺の経緯や、それぞれの漫画家の状況、また掲載誌の置かれた状況などにも触れてあり、７０年～８０年代の少年漫画を読んでいた人間には興味深いエピソードが多かった。
少年マガジンの「Ｗ３」事件に関する記述もあり、一証言としても貴重かも。
図書館で借りて読了。

2008/09/29

ヒット作が生まれた経緯を作家と編集者の関係を主軸に追った本。
デビュー前とか出会いとか、けっこう古く、深いところまで探っていると思う。
ただいかんせんネタが古過ぎる。
北斗の拳とかあしたのジョーあたりは唸らされるけど。
経絡秘孔を突いて時間差で人体が爆発するという衝撃的な設定や、「おまえはすでに死んでいる」のセリフは原さんのオリジナルだと思ってたけどなんと担当編集者のアイディアだったらしい。スゴいな、編集者。
それとか梶原一騎とちばてつやを組ませるとか。

ガッシュの事件とかあったけど、編集部とマンガ家の関係って最近はどうなんだろうね。
(2008/09/26)

2004/11/25

夢を掴みそうで掴めない人はいませんか？なかなかヒットが飛ばせずにモンモンとしていたマンが作家たちの感動サクセスストーリー。テーマは「あしたのジョー」「タッチ」「北斗の拳」など。