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廃墟の歌声 晶文社ミステリ
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廃墟の歌声 晶文社ミステリ

ジェラルド・カーシュ(著者), 西崎憲(訳者)

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廃墟の歌声 晶文社ミステリ

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介 内容:廃墟の歌声. 乞食の石. 無学のシモンの書簡. 一匙の偶然. 路上の悪魔. ミス・トリヴァーのおもてなし. 飲酒の弊害. カームジンの銀行泥棒. カームジンの宝石泥棒. カームジンとあの世を信じない男. 重ね着した名画. 魚のお告げ. クックー伍長の身の上話
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2003/11/25
JAN 9784794927392

廃墟の歌声

¥1,595

商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2014/12/16

「壜の中の手記」以上にこっちの方が好きです。 表題作のオチにいきなりショックをくらい、中盤の天才詐欺師にして大泥棒(あるいは世界一の大ほら吹き)カームジンのシリーズに笑いを得、どれもオチの気になる素敵な短編集でした。 早く亡くなってしまったのが本当に惜しい。 クックー伍長の薬が、...

「壜の中の手記」以上にこっちの方が好きです。 表題作のオチにいきなりショックをくらい、中盤の天才詐欺師にして大泥棒(あるいは世界一の大ほら吹き)カームジンのシリーズに笑いを得、どれもオチの気になる素敵な短編集でした。 早く亡くなってしまったのが本当に惜しい。 クックー伍長の薬が、本当にあれば良かったのに。

Posted by ブクログ

2013/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

パン屋、レスラー、ナイトクラブの用心棒など異色の経歴をもつ作家、ジェラルド・カーシュの短篇集。推理小説家のエラリー・クイーンも認めた作家だとか。 手軽で読みやすい短篇に飢えていたところ、図書館でたまたま手にとってみましたが、物語らしい物語をたっぷり堪能することができました。 『廃墟の歌声』 インディアンたちが『悪い土地』と恐れる荒れ果てた廃墟に、調査のため足を踏み入れた主人公。そこで一人、テントを張って床につくと、なにやら奇妙な歌声が聞こえてきます。その歌声の正体は・・・。 『乞食の石』 椅子になったり、寝床になったり、炊事場になったり、乞食たちに愛され、たまり場になってきた巨大な石。ある日、そこに制服を着た男たちがやってきます。その石には秘密があったのですが、乞食の発する最後の一句には強烈な皮肉が効いていて笑いが凍りついてしまいました。 『一匙の偶然』 この短編集で一番のお気に入りの作品。たまたま入った料理屋で今は亡き友人の営んでいたレストランのスプーンを見つけます。その店のウェイターと話しているうちに、主人公はその穏和な友人から店を追い出されるハメになった二人の客を思い出します。強烈な個性の持ち主でありながら、予期せぬ偶然に人生を左右される二人には、滑稽ながらも哀愁を感じました。 また、本作に4編含まれる、史上最大の犯罪者、あるいは史上稀にみる大ぼら吹きのカームジンシリーズはどれも楽しい物語でした。カームジンの突拍子もない詐欺の手口にクスリとせずにはいられません。 人によってはくだらない小咄と感じるかもしれませんが、ユーモアや機知に飢えている人にはうってつけの一冊。 ちなみにバートランド・ラッセルやチャーチル、ヘンリー・ミラーなんかもカーシュのファンだそうです。

Posted by ブクログ

2013/01/28

 英国の小説家カーシュ(1911-1968)による短編ミステリー集。謎の生物が棲むという廃墟を訪れた男の恐怖を描いた表題作「廃墟の歌声」や、カームジン・シリーズなど、計13編を収録。  バラエティに富んだ佳作揃いで、はずれの無い短編集。いずれも、率直に言えば特別感動するほど面白い...

 英国の小説家カーシュ(1911-1968)による短編ミステリー集。謎の生物が棲むという廃墟を訪れた男の恐怖を描いた表題作「廃墟の歌声」や、カームジン・シリーズなど、計13編を収録。  バラエティに富んだ佳作揃いで、はずれの無い短編集。いずれも、率直に言えば特別感動するほど面白いとは思わなかったが、読みやすい邦訳で楽しめる作品ばかり。表題作の不気味な読後感も良いが、カームジン・シリーズもとっつきやすくて良い。

Posted by ブクログ

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