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クレオパトラの夢

恩田陸(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社/
発売年月日 2003/11/05
JAN 9784575234831

クレオパトラの夢

¥220

商品レビュー

3.4

81件のお客様レビュー

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2023/08/04

女言葉を話す主人公(男)がいたら面白いのになぁと思っていた矢先、恵弥という男性が私の前に現われて感激! 日常のささいな疑惑や推理が積み重なると、何でもないことでも260ページ近いミステリーになるんだなぁ。

Posted by ブクログ

2020/08/28

シリーズ第一作「MAZE」で非凡な才能を見せた神原恵弥。その彼が北国のH市を訪れた。不倫相手を追いかけていった双子の妹の和見を連れ戻すためだが、もう一つ重大な目的があった。それはH市と関係があるらしい『クレオパトラ』と呼ばれるものの正体を掴むこと。人々の思惑や駆け引きが交錯するな...

シリーズ第一作「MAZE」で非凡な才能を見せた神原恵弥。その彼が北国のH市を訪れた。不倫相手を追いかけていった双子の妹の和見を連れ戻すためだが、もう一つ重大な目的があった。それはH市と関係があるらしい『クレオパトラ』と呼ばれるものの正体を掴むこと。人々の思惑や駆け引きが交錯するなか、恵弥は何を知ったのか。粉雪舞う寒空に広がる、恩田陸の無限のイマジネーション。(google book より) またもやシリーズ続編から読んでしまった。でも、今度はシリーズものだということにすら気がつかずに読んでいた。この1冊で内容は完結している。 主人公・神原恵弥は、中肉中背、30代、外資系の製薬会社の研究員、頭脳明晰で、写真のごとく記憶できる特殊能力を有する。まさにモテ男のはずであるのに、バイセクシャルである。バイセクシャルな方には嬉しい限りであろうが。 男性が男性らしい言葉を使い、女性が女性らしい言葉を使う。男性らしい言葉、女性らしい言葉って、誰が決めたんだろ?いきなり、女性的な言葉を発するカッコイイ男性登場で考えてしまった。 恵弥は女系家族で育った。多忙な高級官僚の父は、留守がちのため、祖母、母、姉妹の8人暮らし、幼い時から女性言葉が飛び交う環境であった。自分以外は女性となると、周りに感化されるか、反抗するかのいずれかであろう。なので恵弥の場合は、感化されたのだなぁと思った。男性でありながら女性言葉を使う。そして、ホモセクシャルではなくバイセクシャルというのが、これもまだ彼の持つ記憶力同様に特殊能力のように思えてしまう。 少々強引だが、名前も、『弥』という漢字は使われてはいるが読み方が『めぐみ』なので、男性でも女性でもどちらの性でも使用できる名前なので、バイセクシャルであっても違和感はない。 そして今回、渦中の人物である恵弥の双子の妹・和見は弁護士である。洞察力があり、優秀な妹。優秀な兄妹が「クレオパトラ」をめぐるやりとり、腹の中のさぐり合いが不気味に映る。 本作の「クレオパトラ」は天然痘のワクチンの製造とし、恵弥、和見、和見の不倫相手・若槻慧博士、若槻博士の妻・若槻慶子(旧姓 辰川)、国立感染症研究所の主任研究員である多田直樹がこの話のキーパーソンとして複雑に絡んで物語が展開していく。 国立感染症研究所のホームページによると、以下の文章がある。 「天然痘は紀元前より、伝染力が非常に強く死に至る疫病 として人々から恐れられていた。また、治癒した場合でも顔面に醜い瘢痕が残るため、江戸時代には「美目定めの病」と言われ、忌み嫌われていたとの記録があ る。天然痘ワクチンの接種、すなわち種痘の普及によりその発生数は減少し、WHO は1980年5月天然痘の世界根絶宣言を行った。以降これまでに世界中で天然痘患者の発生はない(IDWR 2001年第40号掲載)」 WHOによる天然痘根絶宣言により、日本においても1980(昭和55)年には法律的にも種痘は廃止され、現在に至っている。なのに本作が天然痘ワクチンの製造について進んでいくことに対して、『なぜ、根絶宣言しているのになぜワクチンが必要であるのか?』その理由がわからず、これはもしかして、最終的にバイオテロの話しに展開していくのではないかと予想。ワクチンではなく、ウイルスそのものに話が展開し、バイオテロとして落ち着くのではないかと疑っていた。 しかしながらバイオテロまでには進展しなかったし、話が最後は人間関係と共に収束し、自分の想像に多少なりの自信があったので、若干の消化不良で終わった。 機会が有れば、「MAZE」を読んでみようと思う。

Posted by ブクログ

2019/04/23

なるほど~『ブラック・ベルベット』の前にはこんな話があったのね~納得~。まぁ、あるかもしれないもの、を探すのは確かにロマンではありますわな。やっぱり恵弥のキャラクターにはどうもなじめないけど…『MAZE』も再読してみようか…(^-^;

Posted by ブクログ

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