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アイデンティティに先行する理性
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 関西学院大学出版会/ |
発売年月日 | 2003/03/31 |
JAN | 9784907654443 |
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
ページ数は少ないし、文字数も多くはないからさくっと読めるかと思いきや、私は少し難しいなと。解説を読んで、本書で展開されるセンの議論は一般にもわかり易いって書いてあったけどえーそうかー!?って思いました、、、。もう少し読みやすいセンの書籍は他にある気が、、でも、本論で頭がごちゃごち...
ページ数は少ないし、文字数も多くはないからさくっと読めるかと思いきや、私は少し難しいなと。解説を読んで、本書で展開されるセンの議論は一般にもわかり易いって書いてあったけどえーそうかー!?って思いました、、、。もう少し読みやすいセンの書籍は他にある気が、、でも、本論で頭がごちゃごちゃになっても、解説がめちゃめちゃわかりやすいです。本論で、んーよう分からん、ってなった人、本書のキーワードである社会的アイデンティティがよくわからない人は先に解説から読みましょう。 全体を通して共同体主義に対しての批判を各所で行っています。
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社会的アイデンティティは「描写的」役割と「認知的」機能を持っている。 認知的機能ーとは、共同体の成員が世界を認知し、現実を理解し、規範を受け入れ、何をなすべきかを話し合う時の、そのやり方に関わるものである。 描写的役割は、社会的善の観念を正しく定式化したり、社会的関心と適切な行為の範囲と限界を確定する場合にも、重要な要因となるものである。p19 正義論というものを、実際の行動計画に関するアルゴリズムの形をした青写真ではなく、個人や(「特に」政府を含む)団体が直面する倫理的な要求をはっきりさせるのに役立つ政治的思考法として理解するなら、こうした大雑把な定式も、われわれの複合的な利害関係やアイデンティティにちょうど相応しいものになるであろう。p46 【結論】 ①社会的アイデンティティは重要である。個人を自己中心的な孤島とみなす見方は退けて当然である。 ②アイデンティティの選択に際して、合理的判断は重要な役割を果たしている。社会的アイデンティティというのは「発見」すべき事柄であって、選択を具体化する過程を伴うものではない、という共同体主義の想定は受け入れなくてもかまわない。 ③共同体主義が強く主張する認識論と倫理学における分離主義、およびそこにみられるような、違った文化を認知的なあるいは道徳的な孤島として扱う傾向とに対して疑いの目を向けてみよう。 ④ロールズの正義論取り組みは、共同体主義の批判に十分に対抗しうるしっかりしたものだ。p47 <アノミー> 人の日々の行動を秩序づける共通の価値・道徳が失われて無規範と混乱が支配的になった社会の状態 p70 井上達夫「アトム的に孤立した個人の、無力化・恣意化された選択の自由から、一定の歴史と伝統に定位し、未来を共同形成してゆく共同体の中で陶冶された、個人の豊かな人間的主体性へ」p72 <解説より> 社会的アイデンティティはひとが勝手に手を触れてはならない至高の価値を持つ、という根拠のない思い込みは、ナショナルアイデンティティの神聖化につながり、他の一切のアイデンティティを無効にしてしまう力がある。p79
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タイトルに惹かれるものがあり、読んでみた。社会学の講演録+解説。ここでいうアイデンティティとは、「社会的アイデンティティ」のこと。つまり、自分が何に帰属しているか、帰属していると思うか、ということ。講演の要旨は、人は社会的アイデンティティに影響を受け、拘束もされるが、社会的アイデンティティがあることで、帰属する社会を維持することもできる。ただし社会的アイデンティティが何よりも優先するのではなく、かつ、いくつかある社会的アイデンティティ(たとえば、日本国民であること、女性であること、母親であること、政治的信条のこと、など)のうちどれを選ぶかは個人の選択の余地がある。この選択を行う合理的な判断(理性)が大事である、ということ。・・・だと思う。去年はやったサンデルの正義の話もでてくる。そっちを読んでないので比較できないけど、この本の主張は大変よくわかる。しかし、社会学は難しいな。研究対象が多すぎて、「~論」というモデルを使って世の中を読み解こうとしても、あっちを立てればこっちが立たず、って感じになってる気がする。この本は、望ましい社会の姿に向かって論旨を展開しているので、ちょっとわかった気がする。うーん、やっぱあやしいかな。解説が大変丁寧で、とてもよかったので、もう一回本文を読んでみよう。
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