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問題はグローバル化ではないのだよ、愚か者 人類が直面する20の問題
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問題はグローバル化ではないのだよ、愚か者 人類が直面する20の問題

J・F.リシャール(著者), 吉田利子(訳者)

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問題はグローバル化ではないのだよ、愚か者 人類が直面する20の問題

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社/
発売年月日 2003/05/01
JAN 9784794212085

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商品レビュー

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2012/12/23

空洞化の嘘 からのリファレンス。原題は“High noon(西部劇 真昼の決闘)” であり、ニュー・ワールド・エコノミーおよび爆発的人口変化という抗えない激流に対し、殆ど効果らしい効果もみせない緩慢な人間の制度・機関の現状に、警鐘を鳴らす。 流石は当時の世界銀行副総裁、農民たち...

空洞化の嘘 からのリファレンス。原題は“High noon(西部劇 真昼の決闘)” であり、ニュー・ワールド・エコノミーおよび爆発的人口変化という抗えない激流に対し、殆ど効果らしい効果もみせない緩慢な人間の制度・機関の現状に、警鐘を鳴らす。 流石は当時の世界銀行副総裁、農民たちから幾らで原材料が買われ、精製されたものを仲買人がいくら、末端価格がいくらで麻薬を捌いているかきっちり、シンジケートの手の内を把握しており、如何に貧困が犯罪の根になっているかという事実を浮き彫りにする手腕は鮮やか。 よっぽど悔しかったのか、ウケすぎたのか定かではないが、何度も引用されるジョン・メイナード・ケインズの「モンキーハウスがごとき集まり」という揶揄のもと、ブレトンウッズ会議以降の総論賛成各論反対で物事が進まない国際組織に下駄を預けることは幼稚と断じます。そのうえで事業特性を活かし地球規模の課題解決に乗り出す世界の“保安官”を切望する一冊

Posted by ブクログ

2009/05/03

この時代の変化をどうすれば的確に把握することができるのか?世界のいま現在の真の姿はどうなっているのか?さらに、その中の数々の危機的状況をどうすれば打開することができるのか?そんなことを考えようなんて、ちっぽけな一個人の私が、まあ大それた、なんというおこがましい、無理というか無茶だ...

この時代の変化をどうすれば的確に把握することができるのか?世界のいま現在の真の姿はどうなっているのか?さらに、その中の数々の危機的状況をどうすれば打開することができるのか?そんなことを考えようなんて、ちっぽけな一個人の私が、まあ大それた、なんというおこがましい、無理というか無茶だから止めといたら、と常に言われます。でも・・・・・偏向した主義主張でなく、大きな包括的な地球的規模の思考を求めて、近経やマル経はもちろん、ブローデルはじめアナール学派も含めた歴史学も、民俗学も文化人類学も、精神分析学も心理学も、哲学や芸能、音楽や美術は言うに及ばず文学までも、すべてこの謎を解くために今まで学んで来たといっても過言ではないかもしれません。なあんて、また格好つけちゃって。そんな訳ないでしょう、だいたい私のような中途半端な気まぐれなやり方で、本質的なことのどこまで分かるか怪しいものです。そんなに広くもないのに、本が行方不明になることが多い書斎ですが、この本も2年前位に購入して不明でしたが、つい先日、大島渚や吉田喜重や篠田正浩、いわゆる日本のヌーベルバーグ三羽烏のDVDの下敷きになっているのを発見しました。・・・・・

Posted by ブクログ

2006/10/15

 世銀ヨーロッパ担当副総裁。現在の世界には様々な問題が生じていることは認めるが、それはグローバル化により生まれたのではない、と主張。彼の主張自体は特にこれといったオルター(代替的)な提案を含んでいないので問題ではあるが、「問題がグローバル化ではない」とは鋭い指摘である。  世...

 世銀ヨーロッパ担当副総裁。現在の世界には様々な問題が生じていることは認めるが、それはグローバル化により生まれたのではない、と主張。彼の主張自体は特にこれといったオルター(代替的)な提案を含んでいないので問題ではあるが、「問題がグローバル化ではない」とは鋭い指摘である。  世界的な市民運動のムーブメント、ATTACKやグリーンピースは時に、世界経済における格差や問題を安直にグローバリゼーションに繋げる傾向がある。特に一部のマルキシストは従属論からこれを展開するが、実際はどうだろうか。まず一点、グローバリゼーションは負の側面しか持たないのだろうか。リシャールが指摘するように情報革新により世界的なネットワークが構築されている。市民運動やアンチ・グローバル論者も実はその恩恵を受け、尚かつそれを有効活用している。ナオミ・クラインの『ブランドはいらない!』という指摘は彼女の意思表示であるが、一部のアンチ・グローバリストはブランドを利用しながらも、ブランドの問題性を指摘する。グローバリズムにも肯定的な側面と否定的な側面があることを確認させる。  次に、問題はそもそもグローバリゼーションから生じているのだろうか。グローバリゼーションが一つの不可逆的な現象だと仮定した場合(実際に経済におけるグローバリズムはその側面を持つ)、貧困やエイズ、格差、紛争はこれにより悪化したかもしれないが、これにより生じたとは言えない。逆に言えば、政治システムの問題、政策的な課題が「グローバリゼーションによる問題」と言われるものを生んでいる。  その意味で「問題はグローバル化ではないのだよ、愚か者」は我々に思考チェンジをさせる。無論、著者自身は世銀とは言え、ネオ・リベラリズム的思考を持つのでその点を理解しておく事と、彼自身の考え方、捉え方はそれほど深くもなく、浅い読み物かもしれない。抽象論や概念的なものが多く、わかりやすい反面、具体性はない。

Posted by ブクログ