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中国妖怪伝 怪しきものたちの系譜 平凡社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 2003/03/20 |
JAN | 9784582851762 |
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中国妖怪伝
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
中国の妖怪について幅…
中国の妖怪について幅広く書かれています。。特に、『西遊記』と『封神演義』については一章まるごと割かれているので、興味のある方にはおすすめです。
文庫OFF
中国にて語り伝えられてきた妖怪たちを紹介した書。民間信仰や説話に現れる妖怪は勿論、『子不語』『閲微草堂筆記』などの志怪小説や『西遊記』『封神演義』などの神怪小説にて登場する妖怪たちも取り上げ、彼らの来歴を解説する。 本書は、著者前著『中国の神さま―神仙人気者列伝』(平凡社,200...
中国にて語り伝えられてきた妖怪たちを紹介した書。民間信仰や説話に現れる妖怪は勿論、『子不語』『閲微草堂筆記』などの志怪小説や『西遊記』『封神演義』などの神怪小説にて登場する妖怪たちも取り上げ、彼らの来歴を解説する。 本書は、著者前著『中国の神さま―神仙人気者列伝』(平凡社,2002年)の続編であり、中国の民間伝承や伝説に登場する妖怪たちを解説したものである。古くは『山海経』に登場する異形の神々から近現代の鬼(亡霊)までを簡潔に概観する本書であるが、その一方で『西遊記』や『封神演義』、『平妖記』といった神怪小説や『白蛇伝』などの伝承に登場する妖怪もピックアップしているのが本書の特徴である。例えば本書では『西遊記』の牛魔王一家、『封神演義』の梅山七怪の文学上での成立過程や、『白蛇伝』における白素子のキャラクターの変遷などを解説している。小説上での(架空の)登場人物とはいえ、「語り物や演劇によって民間で親しまれてきた物語」に由来するこうした妖怪を取り上げているのは(これらの物語が民間信仰と相互に影響を及ぼしあっていたことに注目する)著者ならではの視点と言えるだろう。 (個人的に面白かったのは、『白蛇伝』のヒロイン白素子は元々の伝承では主人公を害する悪性の妖怪であり、今日彼女の恋路を阻む憎々しい悪役として語られる法海和尚への評価は濡れ衣もいいところであるという著者の評であった) 内容はそれほど重いものではなく、著者の軽快な語り口もあってさっと読める一冊である。
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中国における様々な妖怪やその関連事物に関する伝承やその源流、需要についてわかりやすくディープにまとめられている一冊。奇想天外かつ興味深い記述の数々に中国人の想像力と妖怪達が深く関わる信仰の世界を垣間見た気がする。読んでいて楽しい一冊だった。 多様な妖怪はつらつらと紹介されている...
中国における様々な妖怪やその関連事物に関する伝承やその源流、需要についてわかりやすくディープにまとめられている一冊。奇想天外かつ興味深い記述の数々に中国人の想像力と妖怪達が深く関わる信仰の世界を垣間見た気がする。読んでいて楽しい一冊だった。 多様な妖怪はつらつらと紹介されているだけでも面白いものだし、一つ一つの章がなかなか面白い記述の連続だった。また妖怪退治を行う道士の力がまるで役所のようなシステムになっているという話が残ってるのはは面白い。科挙に幽霊が出やすかったり、試験の成績が霊的な事象を起こしたり、あの世が官僚制だったりと、現実の政治機構を密接に神秘的なものに当てはめるのは、あまり耳慣れないタイプであり中国独自のものなのだろうか?本書の冒頭で中国人は現実的で想像力がないという説を否定する言葉があったが、これらを見るに性格に言うならば中国人は現実的と想像力を併せ持ち、それらが特に矛盾していないと言えるのではないか?まぁ中国人の知り合いは少ないし、こうして決めつけることは良くないので思いつきでしかないが。 また西遊記などの見知った物語の妖怪の意外な繋がりやルーツが示されており、伝承にも謎な部分も多いことには驚いた。知り合いの意外な来歴を知った時の感じに近い。 中国の怪奇物は結構日本に影響を与えている気がするのだが調べてもよくわからないのでこうして見れる機会があるのはとても嬉しい。もっとこういう本が増えてきてほしいものだ。ちょうどグローバル化の進む世界なので中国からの翻訳も期待でき、あり得ない話ではないと思う。 また妖怪ではなく怪異タイプの話も最初の方には乗っていた。自分的にはそっちの方が好きなのでそれらについては今度調べてみたい。
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