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王手 中公文庫
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王手 中公文庫

升田幸三(著者)

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王手 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2003/02/25
JAN 9784122041684

王手

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2024/01/12

王手 著:升田 幸三 紙版 中公文庫 将棋の本以外読んだことがなかったからこんな本があったなんて手に取って新鮮だった。 新手一生、鬼才の名をほしいままにした天才のエッセイ。 大山や、米長のそれとは、軽妙でさわやかであるように思えるのは自分だけでしょうか。 気になったのは以...

王手 著:升田 幸三 紙版 中公文庫 将棋の本以外読んだことがなかったからこんな本があったなんて手に取って新鮮だった。 新手一生、鬼才の名をほしいままにした天才のエッセイ。 大山や、米長のそれとは、軽妙でさわやかであるように思えるのは自分だけでしょうか。 気になったのは以下です。 一途がいい 将棋ひと筋というか、一途な人が伸びてくる。伸びてきてある程度にくると、政治、経済、社会、いろんなことを解釈するようになるが、それはやはり、修業時代に一途なひとに多い。こどもの頃からすべてに優れているというのはいけません。気が散りますから。 女を詰める 女の口説き方で人間がわかるといいます 最後は人間 基本までは教える師匠の責任だが、そこからさき、自分の味をつくり、身につけるのは、本人の責任だからです。 最善の手 最善の手とはどんな手やと、大局観にもとづいた総合利益、これです 不自由がかわいい 調和の心理は何かというと、チームワークです。チームワークのないところに、調和はあり得ない 修業一生 だいたい私は、木見先生から将棋を直接、教わったなどということは、一度もないです。うけるのはもっぱら、兄弟子の指導でね。小野道風の手本のカエルじゃないけど、失敗しても失敗しても、あきらめず柳にとびつくようにして、その数をかさねるうちに、自分に鍛え、自分で会得してゆくわけです。 プロ プロが戦略を駆使して、効果ある戦いをすすめるためには、精神的要素としては、若さ、企画、執念、この3つ。技術的要素としては、瞬間的判断、確認の2つ。まあおおざっぱにわけて、この5つの要素が、いりますね。 一流になれない、二流もむずかしいというのは、勝ったときに、本当に勝ったのかどうか、調べようとしないものです。負けたときはくやしいから、どこぞに勝つ手がなかったものかと、そこは勝負師ですから、調べる人は多いんですけれどもね。勝った時も負けた時も、これを365日やる。すると10年という歳月でそこに雲泥の差が出てくるわけです。これを、姿勢といいます。そしてその姿勢は、執念で支えられる。 掘り下げる読み プロの、技術的な要素として、まず第一に挙げたいのは、瞬間的に良否の判断ができるということです。 ハダカがいい 宗看と看寿の兄弟、この2人は最高の(詰将棋の)作者です。兄の宗看の作というのは駒を捨てるのが専門ではなく、むずかしいことを主にしておる。看寿とはいうと、これはきれいにみんな捨てて、さっと整理してしまう。 虚をつく詰将棋 大道の詰将棋、あれは大昔は、プロがつくったもんです。大道のは、商売ですからきれいな詰将棋はつくらない。すぐ詰みそうで、詰まんやつをつくる 読み 将棋は1にも2にも、読みですよ。読みということの原理は、ひと言にしていえば、相手側の立場にたってものをみる。これですね。 駒づかい アマとプロでは構想力が段違いに違います。違うというより、構想力がないにひとしい。アマというのは 勝ち負けの哲学 勝つためには、相手にまさったものがなければいかん。これが勝つことの原理です。技術がおなじなら体力がまさるか、体力がひとしいなら技術がまさるか、体力・技術が同じなら、アイデアがまさるか、あるいは精神力においてまさるか、すべてに同等ならば、努力がまさるか、なにかが相手にまさって勝てる。―その苦心をするところに価値がある 変人奇人 むかしは、われわれの世界にも、面白いのたくさんおった。面白いというのは、ヌケているから面白いんです。 あとがき 人には、それぞれの流儀がある。それはその人の、過去の体験、あるいは哲学からおのずと形成されてくるものである。 目次 第1章 処世のすべ 第2章 王手 第3章 わが家の系譜 第4章 勝負師たち 第5章 人さまざま あとがき ISBN:9784122041684 出版社:中央公論新社 判型:文庫 ページ数:296ページ 定価:686円(本体) 発売日:2003年02月25日初版

Posted by ブクログ

2011/07/31

「新手一生」を掲げ、独創的な将棋を指すことを追求し続けた棋士、升田幸三。 その巧みな弁舌でも知られており、この本はそんな升田節がふんだんに盛り込まれた本で、内容としては将棋論というよりは人生論で、将棋の盤面などは一切出てこない。 様々な人生論の中で、ダイヤモンドと石ころを売る...

「新手一生」を掲げ、独創的な将棋を指すことを追求し続けた棋士、升田幸三。 その巧みな弁舌でも知られており、この本はそんな升田節がふんだんに盛り込まれた本で、内容としては将棋論というよりは人生論で、将棋の盤面などは一切出てこない。 様々な人生論の中で、ダイヤモンドと石ころを売る際の話を比喩にした人材活用の話や、天国と地獄の話で坊さんを論破した話などはとても面白かった。 詭弁といえば詭弁だが、その話は独特な切り口から展開され、かつ筋も一応通っていて一考の価値があると思う。

Posted by ブクログ

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