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キリスト教という神話 起源・論理・遺産
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社/ |
発売年月日 | 2003/03/01 |
JAN | 9784791760183 |
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キリスト教という神話
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キリスト教という神話
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アメリカの差別や独善性はキリスト教とともに発展してきたのだ、という本。 初期のQ資料を推定し、イエスの言葉と犬儒学派との類似性からイエス=犬儒学派の教師説を指摘しているけど、肝心なその根拠となる議論(引用がほとんど自著なのがちょっと胡散臭い)が省かれているのでなんとも言い難い。 犬儒学派の影響があったことはあるとしても、類似性だけなら、死海文書を残したクムラン共同体にだってそうだろう。それに、コーランの規則が(特に初期は)かなりユダヤ教徒のものとかぶるからといってムハンマドがユダヤ教徒だったわけではないし、似ているからイエスは犬儒学派だったというのは性急な気がする。 本当に史的イエスがただの犬儒学派教師で、ユダヤ教を是正するつもりも関係も一切無いのなら、イエスの死からこんなに短いスパン(キリスト教徒でないユダヤ人の間でもまだ直接見知っている人がいるはず)で初期キリスト教徒の神話と化して反サドカイ派だの黙示録的思想だのを一から全部着せられるというのは無理があると思うんだよな。偽預言者的存在は当時エルサレムにいっぱいいたらしいから、他に適任者はいくらでも選定できそうなのに。 いろいろもやもやするけど、内容にもっとしっかりついていけるようにならないと何とも言えないなと感じた。
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