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家族、積みすぎた方舟 ポスト平等主義のフェミニズム法理論
定価 ¥3,080
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学陽書房/ |
発売年月日 | 2003/02/25 |
JAN | 9784313861053 |
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家族、積みすぎた方舟
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
母と子がメタファーであり、家族をケアの絆として投影する。まさに目からうろこに感があります。「積みすぎた方舟」という邦題が原書では連想ができませんでしたが、上野さんの思い入れだったようです。いずれ破たんするのでしょうか・・・・。
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母性を女性の本質による役割と考えずに両親の「親性」としていくというフェミニズムの目的は、最終的にはそうあるべきだとしても、家父長制的な今のコンテクストの中でそれを推し進めることが、依存する(ケアを必要とする)人を抱え、実際にケアをしているために生計を他人(夫とか)に依存する(二次...
母性を女性の本質による役割と考えずに両親の「親性」としていくというフェミニズムの目的は、最終的にはそうあるべきだとしても、家父長制的な今のコンテクストの中でそれを推し進めることが、依存する(ケアを必要とする)人を抱え、実際にケアをしているために生計を他人(夫とか)に依存する(二次的依存)女性には大変不利に働いていないか?と考えている。というのも、特に困難を抱えるシングルマザーなどは、実際にはしっかり母親であるのに「逸脱」しているとされる。それは母をしていないからではなく「独身」だからなのだが、核家族を基本に考えていると、そういう人たちは困難から抜け出ることができない。だから依存されるユニットとして婚姻夫婦(核家族)を考えないで母子関係だけにすれば?という提言は、なんでそこで「母」か、ということでまぁ、つっこまれてはしまうわけだ(でも、父親は産んでないから離脱できてしまう、という実際上の問題もあるわけで)。ただ、そこでなぜ依存するものの世話をする人が「異性愛の性愛で結びついた(と看做される)男女のセット」でなきゃならないの?という問いは、ツボをついていると思わざるを得ない。同性婚の権利獲得運動なども、なぜ性愛で結びついた人が社会的な特権(ケアをするものと看做されて、単身者やそれ以外の結びつきより有利になる)を得るのか、と言われたときの答えを準備しなくちゃならないわけだな、と思う。2009年度S大EHゼミ参考書。
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