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花残月
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花残月

藤水名子(著者)

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花残月

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 廣済堂出版/
発売年月日 2003/03/10
JAN 9784331059036

花残月

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2017/07/19

名家の旗本の冷や飯食い、宗次郎の恋人は、江戸の人気手妻師の美少女、かすみ。 勿論本来なら許されぬ二人ですが、宗次郎が家を飛び出し、無頼ぐらしのために成立しています。生き別れだった姉のお佐江と、宗次郎の中間、直次も恋仲で…こちらは遊び人と深川芸者の組み合わせ。 私は藤さんの描く...

名家の旗本の冷や飯食い、宗次郎の恋人は、江戸の人気手妻師の美少女、かすみ。 勿論本来なら許されぬ二人ですが、宗次郎が家を飛び出し、無頼ぐらしのために成立しています。生き別れだった姉のお佐江と、宗次郎の中間、直次も恋仲で…こちらは遊び人と深川芸者の組み合わせ。 私は藤さんの描く無頼な青年、すごく好きなのですがこのお話はちょっと…。 宗次郎が、何かって言うとかすみを怒鳴るのが嫌で嫌で…。身勝手で情のない男に見えちゃって。 情を交わす場面も濃厚でもいいのですけど…。かすみは最終的には、大身の令嬢と押しかけ婚約されて、縁談が整いつつある宗様のためにと身を引き…はっきりとその後を描かずにラストになっています。 彼女の気持ちや、直さんと心中したお佐江を思うと、やりきれないのです。嫌な読み口の本じゃないのに、走り読みして本を閉じました。 すなおに、無垢に惚れ抜くことが、こんなにこんなにも悲しいことなんて。 サラリと書かれているけど… 惚れたって言うことは…闇ですら女は、素足で踏み、相手に向かうけど、諦める時はひっそりしたものだ、ということ。なのですね。

Posted by ブクログ