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オールコックの江戸 初代英国公使が見た幕末日本 中公新書
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オールコックの江戸 初代英国公使が見た幕末日本 中公新書

佐野真由子(著者)

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オールコックの江戸 初代英国公使が見た幕末日本 中公新書

定価 ¥946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2003/08/25
JAN 9784121017109

オールコックの江戸

¥660

商品レビュー

4.1

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

幕末の開国。そして外…

幕末の開国。そして外国人がみた日本とは。

文庫OFF

2021/08/14

 筆者の研究対象への愛情がありありと分かる作品だ。これは明らかに歴史小説である。ただし、歴史学の手続きを踏んでいるので、信憑性は高い。高いがあくまでこれは研究者が小説家となって書いた作品と言える。  オールコックが幕末の日本に来てどのような役割を果たしたのかについては同じ史料を前...

 筆者の研究対象への愛情がありありと分かる作品だ。これは明らかに歴史小説である。ただし、歴史学の手続きを踏んでいるので、信憑性は高い。高いがあくまでこれは研究者が小説家となって書いた作品と言える。  オールコックが幕末の日本に来てどのような役割を果たしたのかについては同じ史料を前にしても全く異なる解釈がうまれるだろう。大英帝国の野望を持つものが未開の日本を傘下に組み込むための手段を考えないはずはない。ただ本書によれば幕府の不可解な制作決定機構に翻弄され、それでも日本文化に深い理解を示し、日本代表団をパリ万博に誘導して、国際社会へデビューさせた人物として描かれている。それは事実かもしれないが、本当の目的が日本をイギリスの影響下におくための画策であったと言えないことはない。  薩英戦争にオールコックが関与しなかったこと、日本領事退役後のあり方など、歴史の空白とも言える部分の説明が少々不足しているのではないか。  その上で本書は緻密な研究を積み重ねた筆者が歴史小説家のように一人の人物の姿を描ききったところに良さがある。案外歴史とはこういうものかもしれない。

Posted by ブクログ

2018/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本に初めて英国駐留公使として派遣されたオールコックの半生記。まだ日英の辞書も通訳も存在せず、攘夷派武士に斬り殺される危険もあった時期の日本で、粘り強く外交を続け、ロンドン万博への日本代表派遣などの実績を残した。19世紀末に欧米人と日本人が出会うのは宇宙人との交信ぐらい勇気が要っただろうと思う。全くの手探り状態から、互いの知性と論理を通わせ、ついにはヨーロッパへの長旅を共にするまでの信頼関係を築くに至った英国公使と幕僚たちとの心中を思うとワクワクする。

Posted by ブクログ

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