スピリチュアル・ビューティ 女を磨く14の方法 ヴィレッジブックス

イザベルロサーダ(著者), 雨海弘美(訳者)

• 販売会社／発売会社: ソニーマガジンズ/
• 発売年月日: 2003/08/20
• JAN: 9784789720885

商品レビュー

2021/08/22

自己向上のために次々とスピリチュアルなセミナー等を受けていく体験記。
各セミナーの様子も分かるしユーモア溢れていてとてもおもしろかった。この方の体験記なら続きも読みたい。（HPの日記より）
※2003.9.7購入＠町田の書店
　2003.12.15読書開始
　2004.1.3読了
　2007.8.19売却済み

2013/06/16

人間はいくつになっても成長できる。
でも、それって裏を返せばいくつになっても成熟しないということのような気がします。
成熟が必ずしも良いことなのかどうかというのは、また別のお話。

元カレが自己啓発にハマッた結果自己チューへと進化してしまった私は、少しでもその精神性を理解したいという目的でこの本を借りました。
未練はない。
でも好奇心はたっぷりある。
彼のことを知っている人には申し訳ないけれど、あれほどまでに浅薄で思考力の弱い男性を好きになってしまった数カ月前の自分にはドロップキックをお見舞いしたいです。
前の相手が天才肌過ぎて地球人かどうかさえ疑うほどだった。だからアホなら問題ないと思った。
身も蓋もない言い方をすればそうなりますが、つくづく短絡的に過ぎますよね。

本書は既に絶版となっているため、品川区立図書館内の書庫から取り寄せてもらいました。
この時点で私もいい加減イカレているのかも知れません。
奇遇なことに、著者イザベルが自己啓発の世界に足を踏み入れたのも失恋が元だったようです。

今度は誠実で、自分を愛してくれる男性と結ばれたい。

しかし彼女の趣味はやはり私と同じで悪い。
セミナーへ行ってはダメ男にひっかかり、ひどい時には夜代表の部屋へ押しかけるという大胆な行動に出ます。その割にはいつも寸止めだというのが、彼女の可愛いところなんでしょうね。
元々は快活で機転もきく人物らしく、女性限定のセミナーに出る章では共感力や想像力をいかんなく発揮してセミナー仲間にカタルシスを与える場面があります。
また訳本ではありますが、マッサージの章では文才が光る。
原書で読めばさらにもっと楽しめるかも知れません。

私が最も気に入っているのは、リアルクラウザー降臨とも言うべき"step.13 言葉の力で思考をリセット神経言語プログラム"です。
何でも、講師のリチャード・バンドラー氏は
「大量殺人鬼のようなご面相。今にもマシンガンをぶっ放し、参加者を皆殺しにしそうだ」
とのこと。そういった人物の主催するセミナーに、本人の写真か入ったチラシを見て申し込んだというのだからイザベルも大したものです。
っていうか、大量殺人鬼の顔写真や映像ってそんなに広く出回っているものなんでしょうか。
この、全14章の中で最も怪しいプログラムにおいてイザベルは運命の出会いをします。
ハンサムで誠実で職業だって…しかしハゲている彼と彼女は幸せになれるのか！？

気になる方は、図書館で借りるか電子書籍で買って読んでみて下さいね。

2009/02/20

沢山のセミナーが登場し、少しずつ人間として前へ進む筆者。
セミナーに行ってみたい！と思わせる一冊でした