問題発見・解決の具体的手順がすんなり頭に入る本 300人のトップビジネスパーソンが実践している最強の思考プロセス

井口哲夫(著者)

• 販売会社／発売会社: すばる舎/
• 発売年月日: 2003/08/26
• JAN: 9784883992683

商品レビュー

2009/03/15

090315_MU
〇７つの具体的手順
１）問題の特定
・問題があることに気づくのが第一歩
・問題とは理想と現実の差である
・理想の状態を上回るギャップも解決すべき問題
・現象には必ず原因と条件が隠されている
２）課題の設定
３）方法の案出
４）三層構造のチェック
５）具体的行動計画の策定
６）行動結果のフィードバック
７）終了後のフォローと反省

〇３つのフォーカシング
１）「現象」の現在の状態はどうか
２）「現象」を取り巻く状況はどうか
３）過去に同じ「現象｣がなかったか
〇５Ｗ３Ｈ法
What（何が起きたのか）、何に
Where（どこで、どこに）
When（いつ）
Who（誰が、誰に）
Why（なぜ）
How（どんな状態か）
How many（どのくらなのか（個数、回数など）
How much（どの程度（規模、費用）おきたのか

〇本質的な問題解決は三層構造を見れば一目瞭然
・｢問題｣｢課題｣｢方法」の三層構造は問題の本質への理解を示す要の存在。以下の3点からチェック
?問題のキーワードが抜け落ちていないか
?｢問題｣｢課題｣｢方法」の取り違えはないか
?全体を見渡して解決が可能だと自信が持てるか
〇スケジュールに落とし込む際のポイントは
?いつまでに何を実行するか
?自分でやるものとそうでないものを分けてあるか
?誰に実行させ、予算はいくら必要か
?全体を見て考え落としはないか
?責任者の確認は取れているか
〇チームでの行動計画の注意点
・個々の能力に合わせた作業分担をしているか
⇒苦しい人には不満が、楽な人には油断が生まれ、フォローするための余分な労力が必要になる
〇不測の事態が起こった場合はどう対処すればいいか？
?過去に蓄積した経験を活用し、推測を立てる
?より目的、対象が明確なコンセプトの立案
?余裕のあるスケジュールの構築
〇絶えずものごとの本質理解に勤める
?対象を要素に分解する
?その要素から、対象の役割や目的をまとめ、できるだけ簡潔に言い表す
〇自らの本質的な役割･目的の再確認
・ものごとの本質を考えることは「これでいいのだろうか」を再確認できるメリットがある。
・業務遂行に問題が発生したとしても｢部門の役割・目的は何か」「特定の業務の役割･目的は何か」
・自らの立場や行動の役割･目的を再確認するときの注意
　×〜すること
　〇〜することを通じての〜の向上
〇本質思考を身につけるには？
　・ものごとを常に３つのポイントで整理する3点整理法を心がけると良い。

2008/06/26

問題とは何かから始まり、その発見法と、問題解決とは何か、その方法を図を多用しわかりやすく説明する。物事の見方が少し変わった。

佐藤