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せかいいちうつくしい村へかえる えほんはともだち55
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せかいいちうつくしい村へかえる えほんはともだち55

小林豊(著者)

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せかいいちうつくしい村へかえる えほんはともだち55

定価 ¥1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2003/08/01
JAN 9784591078051

せかいいちうつくしい村へかえる

¥935

商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2024/11/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「せかいいちうつくしいぼくの村」を子どもと読んで、とても良かった。出版社を調べていたら、続編があることを知り、こちらも購入。本当はその前に「ぼくの村にサーカスがきた」というのがあるみたいですが、こちらは絶版になっていました。 さて、この本は「続編」なので、アフガニスタンのパグマンという村は、戦争で破壊されてもうなくなった、ということを知った上で読むことになる。(もちろん知らないまま読んでもOK)。主人公の少年ミラドーは、サーカスで笛をふいている。サーカスで人気の美しいメロディーには詩もついており、「なにもできないぼくのかわりに 風よ パグマンにとどけておくれ」みたいな詩で(うろ覚えで書いてます注意)、この子がなくなってしまった村をあとにして、サーカスに入って各地を回っているんだな、という少しの悲しさが感じられる。 お父さんからもらったふえは、ヒビが入ってもうすぐダメになりそう。ミラドーは、村へ帰ることにする。最初はバスに乗り、途中の町からはひたすら歩く。峠をいくつも越えて、親切な人に助けてもらったり、心細くなったりしながらやっと村が見えてくる。 予備知識なく読み始めた人には衝撃、予備知識ある人には「やっぱり・・・」となるわけだが、たどり着いた村はすべて破壊されていて、もう人が住んでいない。だけど、すももの木には花が咲き始めている。ミラドーはおとうさんからもらったふえを木の根元に埋めて、もう一度町にもどり、友達のヤモを探す。 とても哀しく切ないのに、ヤモと一緒にまた村に帰り、自然の恵みを享受し、果実を収穫する日が来るかもしれないという少しの希望も見いだせる、大げさではない絶望と希望が描かれていて、良い絵本だと思いました。 何度も読んで、子どもと感想を語り合いたいです。

Posted by ブクログ

2024/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

〝笛吹の少年ミラド-は、サーカスの人たちと一緒に、世界中を旅してまわっていました。 戦争が終わったと聞いたミラドーは、たったひとりで、アフガニスタンの故郷へ帰る決心をします。・・・長い長いひとり旅・・・。ようやくたどりついた懐かしい故郷の村で、ミラドーが見たものとは・・・〟日本画家<小林 豊>さんが、望郷の念と、夢と現実のはざまで逞しく生きる人々を描いた、雄大な大人の絵本。

Posted by ブクログ

2021/03/03

サーカスに入り各地を回って人々に楽しみを与えてきたミラドーが一人で村に帰る決意をする。村までの遠い遠い道のりを歩いて帰るミラドー。ようやく村に着いたがそこは戦争のせいで既に人がいなくなってしまっていた。それでも街にいけば誰かいるはずと健気に歩き続けるミラドー。そしてようやく親友の...

サーカスに入り各地を回って人々に楽しみを与えてきたミラドーが一人で村に帰る決意をする。村までの遠い遠い道のりを歩いて帰るミラドー。ようやく村に着いたがそこは戦争のせいで既に人がいなくなってしまっていた。それでも街にいけば誰かいるはずと健気に歩き続けるミラドー。そしてようやく親友のヤモと再開。願いはささやか。家族や友達と幸せな日常を送りたいだけ。それすらも奪う戦争って何なんだ。それを奪ってまで何を求めているのか。

Posted by ブクログ

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