安楽椅子探偵アーチー 創元クライム・クラブ

松尾由美(著者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社/
• 発売年月日: 2003/08/30
• JAN: 9784488012939

商品レビュー

2019/03/26

ファミレスのお話が楽しかったので、同じ作者さんの本を。
久しぶりにひらいたかこのイラストだった。サプライズ！

小学校5年生の衛が出会った不思議な椅子。
学校で起きた事件、衛のお父さんが出会った奇妙な人物、校外学習で見かけた暗号の謎。
そして、不思議な椅子の謎とは。
事件の解決と共に、衛たちが察する彼、彼女の気持ち。
子どもだけど持つ想いと大人でも持ってしまう想い。
ファンタジーと思っていたけど、微妙に違った。
ずいぶん大きな話しになったね。
衛たちがずいぶん大人びて、新たな友人とのこれからも楽しそうなので、まあいいかなー。

2019/03/07

なぜかしゃべれる安楽椅子が謎を解く、これが本当の安楽椅子探偵、って
出オチ感満載の設定に惹かれて読んでみた。

4話構成なのだけど、(人間の)主人公は11歳の少年と言うこともあってか
日常のちょっとした謎を解いていく、という形で、元の意味の
安楽椅子探偵ものとしても意外とちゃんと読める感じ。
ただ、4話がどうなんだろうな。最終話で全部の伏線を拾う、という
心意気はわかるのだけど、いきなりずいぶんシリアスな話が絡んできて違和感が。
無理して伏線拾わずに、少年向け小説のままで良かった気も。

まあ楽しく読めたので、話のネタに読むのはあり。

2017/08/27

【あらすじ】
小学校5年生、11歳の誕生日を迎えた及川衛は、自分へのプレゼントを購入しにいく道すがら、アンティークショップで寝息をたてている不思議な椅子と出合う。さっそく購入して、自宅で座ってみる見たこともない不思議な景色が脳裏に浮かんでくる……。その安楽椅子は、人の言葉を話し、シャーロック・ホームズばりの名推理を披露する“正真正銘”の安楽椅子探偵だったのだ。「アーチー」と名づけられた正真正銘の安楽椅子探偵と衛の交流を描いた連作集。

【感想】