エドガー・ケイシーに学ぶ幸せの法則

マークサーストン(著者), クリストファーフェイゼル(著者), 木原禎子(訳者), 光田秀

• 販売会社／発売会社: たま出版
• 発売年月日: 2003/09/15
• JAN: 9784812701577

商品レビュー

2023/06/12

　意味深く素晴らしい内容なので、丁寧に読み進めました。　その為、時間はかかりましたが、その分、満足しました。　そして、翻訳本にもかかわらず、とてもわかりやすく読みやすいのは有り難いことです。

　24の幸せの法則を5つのステップに分けて解説してくれています。　読み進めるうちに、少しずつステップアップしていきます。　

　法則19 『悪とはただ善が間違った方向に導かれただけのことである』は、とても興味深い内容でした。

『あなたが悪について知るためには、まずあなた自身の内にある悪に気づかなければならない』

『悪とはただ善が間違った方向に行っただけのことです。』

　この文章だけでの理解は難しいでしょうが、この法則をわかりやすく示す「たとえ話（寓話）」や「ある若いキャリア・ウーマンの話」を読むと、感動すら覚えます。

　何度も読み返し、より理解を深めたいと想わせる内容でした。

2012/05/22

最悪の状態のために準備をし、最高の結果を希望すればいい。(p36)

全ては理由があって起こる。(p42)

心配事に対する最も強力な解決方法は祈り。(p105)

私たちの苦しみは、同じような心の傷を持った人に同情すると癒されることがある。(p170)

2009/01/11

本文より

「あたえたものだけがあなたのものになる」

与える事はワンネスの観点からも意味があります。なぜなら私達は深いところでひとつになり、他の誰ともつながっているのですから。分かち合う事は、本質的には自身に与えていることになるからです。

ここで注意しなければならないことは、物質的な供給に関連した霊的な法則は成功への近道を求めたり、彼らの貪欲さに対する言い訳を求める人達によって度々歪められてきたということです。
つまり１００万ドルを得る為にはメンタルイメージとして「マインドは作り手」という言葉に長時間必死に集中するべきだなどとは考えてはいけないということです。「成功意識」を扱うニューエイジ支持者の多くはまさにこういうことを実践するように薦めています。

単にその法則を知ったり理解しただけでは、役にも立たないわけで、まずは物質的な流れを作り出すために何かを作り出す必要がある。例えば、あなたのもっているものを与えるということは自分に新しい恩恵が流れ込む余地を作り出すことになります。与える事は受け取るための道を準備していることなのです。
しかしこの法則を利己的なやりかたで操作するのは誤りです。自分が受け取りたい為に与えたのであれば、この法則の本質を見逃しています。本当の与えるという行為には、他人と分かち合いたいという心からの願望が必要です。大切なのは、寛大さや助けになろうとする、思いやりの態度です。これらの性質が欠けていれば、どんなに巧みな操作をしても、あなたの人生に物質的なものを流れ込ませることはないでしょう。一時的にうまくいくことはあっても、その効果は長続きしません。
今日人々の中には願い方さえ知っていれば、神は欲しいものを何でも与えてくれると信じている人達がいます。

気前良く与える事は、必ずしも多額の金銭を使うことではありません。ケイシーは何人かの人に、たとえお金に困っている時でも喜んで何かを与えようとしないならば、たとえ１００万ドルを手にしても与えないだろうと警告しています。時間、才能、エネルギーも同じように与える事ができるのです。
所有物の愛着を解放する事。すなわち対象物の占有度を減らす事は追加の資源が人生に流れ込んでくるための余地を作ることになる。
人類のワンネスを認められれば自分を助ける最善の方法が他人を助けることであることを見出せます。