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淫夜 「誘惑」と「恥姦」 フランス書院文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | フランス書院/ |
発売年月日 | 2003/12/10 |
JAN | 9784829612378 |
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淫夜
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商品レビュー
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大人の物語
主人公はデパートの部長47歳である。これだけで最近の誘惑系作品とは趣が異なる。ヒロインは、同じ職場で働く、自分の娘同然と接してきた親友の娘23歳、亡くなった妻を最後まで看護してくれた看護士29歳、仲人を務めた部下の妻33歳の3人。この3人が様々な理由で主人公に迫る。20代前半と後...
主人公はデパートの部長47歳である。これだけで最近の誘惑系作品とは趣が異なる。ヒロインは、同じ職場で働く、自分の娘同然と接してきた親友の娘23歳、亡くなった妻を最後まで看護してくれた看護士29歳、仲人を務めた部下の妻33歳の3人。この3人が様々な理由で主人公に迫る。20代前半と後半、30代前半の(主人公から見れば)若い娘っ子からお声掛けいただけるのである。主人公自身が何度も繰り返すように何とも羨ましい夢のような展開である。主人公はいたって善人でこの状況を悩む。しかし、いけないと思いながら快楽から逃げられない。心情はよくわかるが少々ダメな大人である。年の離れたヒロインに臆し、独身の身軽さも手放し難いと優柔不断を繰り返す。看護士は本気をぶつけるが答えてくれない主人公の元を去る。部下の妻も夫の転勤を機に去る。そう、この物語はハーレムエンドとは無縁の現実的な展開を辿るのである。読んでて少し寂しくなるし切なくもなるが、娘同様に接してきた親友の娘の突然のアタックに助けられる。この娘、以前より休日には主人公の家に上がり込み甲斐甲斐しく世話を焼いていた家事完璧娘なのだが、高校の頃より想っていたと告白し初めてを奉げる。この娘のおかげで別離のみで終わらずホッとできる結末を迎えられるのである。登場人物や相関関係などはむしろ古いタイプかもしれないが、全体としてじめじめしたところもなく、会話も大人で読んでて心地良い。ただ、セックスシーンは多々あるのだが総じて描写は淡泊。2回戦など主人公も頑張るが途中で休憩したりもして、寄る年波には勝てないようである。
DSK