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中国のこっくりさん 扶鸞信仰と華人社会 あじあブックス54
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大修館書店 |
発売年月日 | 2003/11/20 |
JAN | 9784469231953 |
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5p徐珂の『清稗類鈔』は「扶乩」のやりかたを次のように説明している。「硃盤に沙(すな)をまき,上に丁字に組み合わせた架を置き,その端に錐(きり)を吊り下げ,架の左右を二人で扶える。符を燃やすと,神が降り,以て禍福を判断する。すなわち沙中に字を書く,これを扶乩という。」(第十冊...
5p徐珂の『清稗類鈔』は「扶乩」のやりかたを次のように説明している。「硃盤に沙(すな)をまき,上に丁字に組み合わせた架を置き,その端に錐(きり)を吊り下げ,架の左右を二人で扶える。符を燃やすと,神が降り,以て禍福を判断する。すなわち沙中に字を書く,これを扶乩という。」(第十冊)この方法とよく似た扶鸞の様子が,清末の世情を画いた『点石齋画報』の中の「飛鸞」の図に描かれている。二人の文人が向かい合って立ち,丁字に組み合わせた乩架の柄の部分をそれぞれ支えている。乩架の先端からは細い錐のような物が沙盤に向かって垂直に下りている。 『清稗類鈔』方伎類 扶乩 術士以硃盤承沙,上置形如丁字之架,懸錐其端,左右以兩人扶之,焚符,神降,以決休咎,即書字於沙中,曰扶乩,與古俗卜紫姑相類。一曰扶箕,則以箕代盤也。又有人謂之曰飛鸞或扶鸞者,其實飛鸞與扶乩本兩事,混而為一者誤。飛鸞之耗費甚鉅,手續亦繁,先一年即摒擋種種,飛時亦須閱三四月始竣事。 新學家往往斥扶乩之術為迷信,其實精神作用,神與會合,自爾通靈,無足奇也。初亦有文人弄筆,自託於女鬼仙靈,久之則亦不期然而然。有《仙壇花雨》一書,多記降乩仙鬼唱和之作,《西青散記》亦多述其事。 露伴によれば,扶鸞の語の由来は「蜀の梓潼帝君廟の降筆亭に飛鸞あるに本づく」(露伴全集第十六卷・論仙・扶鸞之術・仙人呂洞賓)のだというが,この「飛鸞」も垂直型である。学問の神様として知られる梓潼帝,すなわち文昌帝君を祀ったこの廟の降筆会には,最後は神頼みとばかりに科挙の受験者が殺到した。ここで行われていた飛鸞とは,飛び立つ鸞の形をした依代(よりしろ)の口に筆をふくませ,筆が垂直になるように上から吊し,下に置いた紙の上に文字を書かせるというものであった。 ? 「こっくりさん」とは,「自動書記」(オートマティック・ライティング)と呼ばれる現象を利用した交霊術(降霊術?)の一種である。自動書記現象とは,生理学や心理学的解釈では,行為者の潜在意識と意識されない肉体の物理的な動きによって生じるものとされる。だが神秘的な解釈によれば,この現象は何らかの超自然的存在が,見えない力の作用によって人の手や腕を動かし,メッセージを伝える行為と見なされる。…… 「中国のコックリさん」―すなわち「扶鸞」は,筆を上から吊したり,気の棒を手で支えたりして,砂や線香の灰を敷いた盤の上に漢字や記号などを描き出す。これを読み取って解釈し,神霊からのメッセージとする。…… 明清時代,扶鸞は身近な占いの手段であり,自宅や廟,宗教結社のみならず,時には役所や書院のような公的な場所においてさえ気軽に行われた。また扶鸞は占いとしてだけでなく、扶鸞を介して降りたおびただしい神仙の教えが「善書」という形をとって広範な地域と階層に流布することによって,大衆的な宗教倫理観念の確立に大きな役割を果たした。建前上は民衆を騙す迷信の類と見なされることもあったが,実際には民衆を啓蒙する側の知識人が,熱狂的と言ってもいいほどにのめりこんでいたのである。
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中国版「こっくりさん」ともいえる扶鸞は「自動書記」を利用した中国伝統の交霊術であり、日本の「こっくりさん」とは比較にならない歴史と華人社会での篤い信仰を 集めている。本書では、香港・台湾におけるフィールドワークを軸に、その歴史的展開にも触れながら、人々の心を惹き付けてやまない扶鸞...
中国版「こっくりさん」ともいえる扶鸞は「自動書記」を利用した中国伝統の交霊術であり、日本の「こっくりさん」とは比較にならない歴史と華人社会での篤い信仰を 集めている。本書では、香港・台湾におけるフィールドワークを軸に、その歴史的展開にも触れながら、人々の心を惹き付けてやまない扶鸞の魅力の謎に迫る。
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