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チベット 知の再発見双書112
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 創元社/ |
発売年月日 | 2003/12/10 |
JAN | 9784422211725 |
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チベット
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商品レビュー
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図版や写真、その説明分だけでも、十分楽しめるし役に立つ素晴らしいチベットの入門書である。チベット仏教に初めて触れた頃は、チベット仏教、タンカ展の図録にある解説などには赤帽派、黄帽派などと宗派が解説されていたがそのような分け方は最近聞かないということに気付き、本書ではそのような分け...
図版や写真、その説明分だけでも、十分楽しめるし役に立つ素晴らしいチベットの入門書である。チベット仏教に初めて触れた頃は、チベット仏教、タンカ展の図録にある解説などには赤帽派、黄帽派などと宗派が解説されていたがそのような分け方は最近聞かないということに気付き、本書ではそのような分け方や理解は根拠のないものとあった。チベットの歴史、地理なども詳しく解説されていて、最近手軽に読むことができるようになってきた、チベットの小説やチベットにまつわる漫画、映画などを楽しむさいにも、チベット各地の特長や中国との関わりなど参考になると思う。巻末の資料編に、1951年チベット側の代表団に中国政府が無理矢理署名させた、チベットと中国の間の17条協定、と2002年3月10日ラサ蜂起43周年記念のダライラマ14世のスピーチを合わせて読むことができ、改めて、2021年となった今も多くの問題、抑圧、貧困、圧政が変わらないチベットの今に憂いを感じる。
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旅行に向けてチベットに関する本を5冊ほど読んでいるが、チベットの歴史と宗教を体系的に理解したければ、この本が一番良かったように思う。 写真が多く、その写真の説明も沢山書かれているので、さながら資料集のような本。ただし、本編として書かれている内容もあるので、本編を読みながら写真の...
旅行に向けてチベットに関する本を5冊ほど読んでいるが、チベットの歴史と宗教を体系的に理解したければ、この本が一番良かったように思う。 写真が多く、その写真の説明も沢山書かれているので、さながら資料集のような本。ただし、本編として書かれている内容もあるので、本編を読みながら写真の注釈を読み続ける必要があり、内容が分かりづらいのが難点。さらに、書いている人はフランス人研究者なので、翻訳含めてかなり堅い内容かつ、欧米人たちから見たチベットとは。という視点が強め。 ただ、歴史についてはかなりきちんとわかる。 チベット民族が中華圏で非常に強い兵力を持った国家を形成していたこと、元はポン教と呼ばれる土着宗教を信仰していたが、インド系の仏教を採用してそれらが融合したこと、モンゴルが繁栄した頃から国家が衰退し、以後歴史上でチベットが世界的に大きなインパクトを残す事がなく、何世紀も虐げられる民族となっていることなどが流れでわかってくる。そして、毛沢東がチベットで何をしたか、彼の強かさや共産党の恐ろしさも書かれており、人権問題についても問題意識を持てるようになる。 全体としては、この本を読めばチベットの歴史の大枠はつかめるとおもうので、オススメ。読むのは大変だが、美しい写真も多いので素晴らしいと思う。
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チベットの歴史、文化、芸術を写真入りで分かりやすく解説。とても読みやすい、資料集的な本。しかも持ち歩けるB6判サイズ!
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