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極楽にいった猫

エリザベスコーツワース(著者), 古屋美登里(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 清流出版/
発売年月日 2003/12/18
JAN 9784860290634

極楽にいった猫

¥770

商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2022/05/11

義母が人形浄瑠璃文楽をしていて、この演目をしたとの事で読んでみた。 会場には村上春樹氏も来場したそうだ。 昔の時代の絵師と猫の古風なおとぎ話。 この本は大正時代に日本に滞在経験があるアメリカ人作家が著者。 アメリカで有名な賞を当時受賞し、今もアメリカで人形劇が催されている原作を...

義母が人形浄瑠璃文楽をしていて、この演目をしたとの事で読んでみた。 会場には村上春樹氏も来場したそうだ。 昔の時代の絵師と猫の古風なおとぎ話。 この本は大正時代に日本に滞在経験があるアメリカ人作家が著者。 アメリカで有名な賞を当時受賞し、今もアメリカで人形劇が催されている原作を、アメリカ人指導の下、日本で公演された。 悲しい物語のような気もするけど幸せな物語のような気もする。

Posted by ブクログ

2019/04/03

お寺のお坊さまから、お釈迦さまが入滅した時の様子を描いた「涅槃図」を依頼された貧しい絵師。彼は瞑想のなかでさまざまな動物へと姿を変えてお釈迦さまの人生をたどり、犠牲に生き、慈悲に救われることの意味を知る。 それをそばでじっと見守る一匹の三毛猫「福」。 とても優しく可愛らしいのに、...

お寺のお坊さまから、お釈迦さまが入滅した時の様子を描いた「涅槃図」を依頼された貧しい絵師。彼は瞑想のなかでさまざまな動物へと姿を変えてお釈迦さまの人生をたどり、犠牲に生き、慈悲に救われることの意味を知る。 それをそばでじっと見守る一匹の三毛猫「福」。 とても優しく可愛らしいのに、永遠に呪われた生き物。ほかの動物はお釈迦さまに受け入れられ、慈悲を受けて極楽へいくことができたのに、猫のまえで極楽へと通じる扉は閉じてしまった……。 気位が高く、お釈迦さまに背き、極楽からしめだされ、決して涅槃図に描かれることのない、描いてはいけない猫という生き物。その化身「福」が、けなげに絵師に乞う願いとは。そして絵師が「飢え死にしても構わない」と、「福」のためにその人生を投げうつ覚悟で捧げる犠牲とは。 ――「きっと、きっと、次にお描きになるのは猫ですよね。お釈迦さまがお亡くなりになったときに集まってきた動物のなかに、きっと猫を描いてくださいますよね」―― 淡々とした文章にもかかわらず、深い思いやりが伝わってくる児童文学。短いけれど、ゆっくりと時間をかけて読みたい一冊。 訳者・古屋美登里さんによるあとがきのことばに、「猫の好きな方にはもちろん、生きとし生けるものをこよなく愛する方々に読んでいただきたいと思っています」とあるように、「福」の存在の可愛らしいことといったら! こんなちっちゃい生き物、極楽に連れていかないでどうするの! お釈迦さま無慈悲!! と、「福」の期待と落胆、悲しみと幸福に一喜一憂すること請けあいです。 この、むかしむかしの日本を舞台に描かれた物語の著者はなんと、エリザベス・コーツワースというアメリカ人の女性。コーツワースは20代の頃にひとりで東洋の国々を旅し、当時大正時代だった日本へも来日しました。この来日中に見聞きしたもののなかに、「涅槃図」やその逸話もあり、それがこの優しい物語を生み出すきっかけとなったのかもしれません。 『極楽にいった猫』は1931年にアメリカで出版されました。 また、作中では涅槃図に猫は決して描いてはいけないといわれていますが、実際には猫がいる「涅槃図」はいくつか存在します。

Posted by ブクログ

2018/12/21

日本を舞台にした猫と絵師のおはなし。 お釈迦様の生涯も辿れる。 明治のイザベラバードは有名だけど、この人は大正時代に日本を旅して、1931年にこの本を書いた。 藤田嗣治と「夜の猫」という本も作ったらしい。 見てみたい。

Posted by ブクログ

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