血液サラサラで、病気が治る、キレイになれる 体を温めて元気になれる石原式健康法 PHP文庫

石原結實(著者)

• 販売会社／発売会社: PHP研究所/
• 発売年月日: 2003/12/03
• JAN: 9784569660899

商品レビュー

2010/05/28

肌あれや肥満など体に…

[文庫ＯＦＦ]

肌あれや肥満など体になんらかの症状があり、いろいろ試したけれど治らないという人は、体の冷えが原因かもしれません。冷えが血の汚れを招き、いろんな病気の原因になっているのかも。冷えの改善方法も載っています。薬に頼らずに健康を手に入れましょう。

2009/07/14

書店で何度も見かけ、少し立ち読みして参考にしたりしていたが（ごめんなさい！）、結局もうちょっと詳しく知りたくなって買ってしまった。今となっては買ってよかった。本書で説明されている様々な方法は、すでにわたしの生活の一部となっている。

サブタイトルに「体を温めて元気になれる石原式健康法」とあるように、とにかく体を温めて血流を良くすれば様々な症状が軽減し、肌も美しく整い、スリムになってゆくという、一石二鳥ならぬ一石三鳥の健康法が解説されている。プロローグに「女性の『おなか』を検診すると、9割以上の人が、ちょうどへそを境にして、まるで横線でも引いたかのように、その上と下とで体温が違います。へその下の部分が、へその上の部分にくらべて明らかに冷たくなっているのです」と書いてあるのを読み、9割という数字に恐ろしくなりつつも、え〜ほんとにそうなのかなという気もしていた。試しに自分のおなかに手を置いてみると、なんと、本当に下腹部の方がひんやり冷たいのだ。これには愕然とした。それからだ。この本に書いてあることを実践してみようと思ったのは。

意外だったのは、水分を摂りすぎは良くないということと、朝食はしっかり摂ってはダメということだった。水分については、これまでは意識してちょくちょく飲んだほうがいいと言われてきたが、あまり体を動かさない人がお茶や果物を取りすぎると、余分な水分が体内にたまり、体が冷えてしまうのだという。また朝食については、前日の晩からの軽い断食状態にあるため、少量にしておくのが人間の生理にかなっているらしい。そうすることで、体の力が消化吸収に集中しなくて済むために、排泄も促され便秘の解消にもなるということだ。

この他に、「体を『温める』食べ物と『冷やす』食べ物」、「下半身の筋肉を動かす」、「美肌づくりのポイント」、それに、頭痛、肩こり、むくみ、月経通、肥満、カゼ、アレルギーなど、様々な体の悩みへの対処法が載っており、どれも実践してみたくなるものばかり。科学的な薬を服用することなく、人体の生理にかなった方法で、自然に調子を整えてゆく。実際、わたしはここに載っていたショウガ紅茶を試し、入浴前のスクワットで下半身の筋肉を動かし、食事にも気をつけるようになったら、体重が今のところ2〜3kg減った。これからも続けていけば効果はさらに期待できるのではと思っている。このくらいなら気軽にできることだし、だまされたと思って試してみる価値はあるだろう。(2004.1.15)