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虫めづる姫ぎみ 日本の物語絵本2
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虫めづる姫ぎみ 日本の物語絵本2

森山京(著者), 村上豊

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虫めづる姫ぎみ 日本の物語絵本2

定価 ¥1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2003/05/01
JAN 9784591077146

虫めづる姫ぎみ

¥1,210

商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2022/01/29

本当みんな余計なお世話よね。 でもそれが当時の常識で、虫を愛でる姫君は異端中の異端で。 それだけで愉快な話だったんだろうな。 今となってはその愉快さも薄れつつあるかもしれないですね。 その分周りの人たちの卑しさが目立っちゃう。

Posted by ブクログ

2016/05/18

 平安時代末期にまとめられた短編集『堤中納言物語』の一編を絵本にした作品。 けらを(ケラ) 和歌に詠まれたりもしてる。田んぼや畑にたくさんいる。コオロギに似てる。 ひきまろ(ヒキガエル) いなごまろ(いなご) あまひこ(ヤスデ)  平安時代人としてはぶっ飛んでたけど、現代人か...

 平安時代末期にまとめられた短編集『堤中納言物語』の一編を絵本にした作品。 けらを(ケラ) 和歌に詠まれたりもしてる。田んぼや畑にたくさんいる。コオロギに似てる。 ひきまろ(ヒキガエル) いなごまろ(いなご) あまひこ(ヤスデ)  平安時代人としてはぶっ飛んでたけど、現代人から見ればしとやかなお姫様のお話を、途中までは楽しく読んでた。途中までは。  「ひらがなは、まだ おかきになれないので、」という一文を読むまでは。  虫愛づる姫は、自分の言葉で意見を言うこともでき、自分で自分の生き方を決められる高い知性を持つ女性だ。なのにこの一文は、彼女をろくな教育を受けたこともない無教養で不作法なだけの女性だと決めつけているようだ。  平安時代のカタカナは、漢字を読むための補助記号だった。公文書や学問をするための書物を読む時、漢文やカタカナを読む知識は必須だった。  虫愛づる姫は大納言の娘として立派な教育を受けたインテリ女性だ。返歌をカタカナで書いたのは、彼女の能力が低いからではなく、右馬之助にむかついてたからだ。ひっぱたけるものならひっぱたいてただろうけど、そうできないから、代わりにかたいごわごわした紙にカタカナで格調高く「くたばれ」と返事を出したんだ。

Posted by ブクログ

2015/06/11

虫が好きなお姫さまって変わってる。 古典でも、変な物語もあるんですね。 周りから嫌がられても、気にもせず、好きなことを追求する。 現代なら、いい研究者になれそうだけど、平安時代には、ただの変人でしょう。

Posted by ブクログ

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