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成功する人の「甘え力」
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル/集英社 |
発売年月日 | 2003/07/26 |
JAN | 9784797670837 |
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商品レビュー
2
6件のお客様レビュー
2003/7/30第一刷発行ですから、ほぼ15年も前の本です。冒頭で和田先生は「甘え力」が必要だと感じた体験として、小学校を六回も転校し「いじめられっ子」だった頃~灘高から東大の理Ⅲを受ける者同士で助け合い19人もの合格者を出すまでのエピソードを披露することで読者の心理的ニーズを...
2003/7/30第一刷発行ですから、ほぼ15年も前の本です。冒頭で和田先生は「甘え力」が必要だと感じた体験として、小学校を六回も転校し「いじめられっ子」だった頃~灘高から東大の理Ⅲを受ける者同士で助け合い19人もの合格者を出すまでのエピソードを披露することで読者の心理的ニーズを満たし、間にある心の垣根を取り除くことに成功しています。これは、コフートが問題の解決を模索するうちにが辿り着いたという「相手も同じ人間だということを感じたり確認したい」という第三の心理ニーズ「双子自己対象機能」だと言えるでしょう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
チェック項目14箇所。アメリカの社会には、弱者にはおそろしく冷たいという一面があることも忘れてはなりません、自立している社会では、富むのも貧するのもすべて自己の責任なのです、勝者は他人に遠慮することもなければ同情する必要もなく、その結果、国全体の富の4割以上を上位1%の人たちが占め、経営者の平均年収は一般の社員の200倍に及んでいるのがアメリカ社会の実態です。本書の目的は「甘え力」の重要性を確認し、これをいかに身につけ、人生のいろいろな場面でどうやって活用すべきかを示すことにあります。「甘え力」は自分がまわりに甘えるというだけではなく、相手に甘えさせる力も含むものです。私たちの人生は、なんでも自力でやるより、まわりに依存したり甘えたりするほうが、円滑にことが運ぶようにできています、そうであるなら依存や甘えの必要性は素直に認めるべきで、そのうえでどの程度の依存や甘えがどんな場面で許され、これをどのように使っていくかを考えたほうが、人生にはよほどプラスになるというものです。「甘え力」を高めることは、まわりの人たちと上手につき合う対人関係能力の向上につながるので、引きこもりのような問題を解決するときにも有効であると考えられます。依存したり甘えている人が喜んでそれを素直に表現していれば、甘えさせている相手にも満足感のようなものは必ずあるはずです、逆に言えば、それを満たす形で依存することができる人が、本当の意味での「甘え力」に優れた「甘え上手」だと言えます。理想的な人間関係……①無理のない自然な人間関係、②ギブアンドテイクの関係、③社会的にも相手にとっても妥当な依存関係。人の心は移ろいやすいもので、以前は受け入れたことが我慢できなくなってしまうことはよくあります。思春期の子どもの心理学的な反抗期の第一歩は、母親に秘密を持つことです、それまではなんでも母親に話していたことをやめて、母親に隠すことで子どもは自らの自立を感じることができるからです。子どもがささいなことでキレるのをなくすには、およそ二つの方法が考えられます、一つは、自己愛を多少傷つけられることがあっても耐えられる、しっかりした自己をつくりあげることです、そして、もう一つは、子どもが多少自己愛を傷つけられても大丈夫なように、まわりがしっかりと支えていくことがあげられます。多少の悪口を言ったりからかったりする程度のことは社会的にも許されているので、これに耐えられないようではその子どもは将来困ったことになるのは確実です、そんなことにならないためにも、親が支える形で子どもの「甘え力」に磨きをかける必要があるといえます。ある学校のお受験で合格するのは、それこそ大学受験の最難関である東大の理科Ⅲ類を突破するよりも難しいと言われていますが、そんなエリートたちの多くが高校や大学に進学する頃になると中学や高校からの受験組みより学力で劣るようになり、全体でいうと下から半分以下の順位に甘んじているという信じがたい話もあります。思春期を迎えるまでの子どもは、親と強い一体感で結ばれています、小学生同士のケンカは原則的に「あまえの母ちゃんデベソ」型で、相手の母親を攻撃することがイコール相手を攻撃したことになります、それだけ親と子どもの一体感が強いので、親が鏡になったり理想化対象になって、子どもの甘えを受け入れることの高価も相当に期待できると考えて差し支えありません。
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「甘え」といっても「完全に人任せにする」「誰かにべったり依存する」ことではなく、「手を抜いても許される」「みんながやっているからこのぐらい大丈夫・・・」などという「甘え」の話ではもちろんありません。 宴会などでグラスが空になった人にビールを注いであげる、注いでほしいと思う、のも...
「甘え」といっても「完全に人任せにする」「誰かにべったり依存する」ことではなく、「手を抜いても許される」「みんながやっているからこのぐらい大丈夫・・・」などという「甘え」の話ではもちろんありません。 宴会などでグラスが空になった人にビールを注いであげる、注いでほしいと思う、のも「甘え」の一種だけれど、それが文化としてコミュニケーションの方法として成り立っている日本。 人間の「認められたい」という思いを汲んで褒めたり、自信をなくしている部下や後輩に失敗談を話して安心させたり、共感することでスムーズな人間関係を作っていく、それを生活やビジネスに活かす、という内容です。 この本を、 当たり前のことが書いてあると読み流す人=ある程度の「甘え力」を備えた人 甘え下手だった著者の体験談に共感する人=これから「甘え力」を磨ける人 だと感じました
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