1,800円以上の注文で送料無料

晩鐘(上)
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

晩鐘(上)

乃南アサ(著者)

追加する に追加する

晩鐘(上)

定価 ¥1,980

220 定価より1,760円(88%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社/
発売年月日 2003/05/20
JAN 9784575234633

晩鐘(上)

¥220

商品レビュー

4.4

16件のお客様レビュー

レビューを投稿

2018/11/15

『風紋』から7年、犯罪被害者遺族と加害者家族のその後。 被害者遺族の真裕子は、事件を忘れることが出来ないだけでなく、引きずったまま逃れられずにいた。 突然あんな形で母親を亡くし、大人になりきれないまま24歳になってしまったようにさえ見えた。 7年振りに再会した新聞記者の建部には...

『風紋』から7年、犯罪被害者遺族と加害者家族のその後。 被害者遺族の真裕子は、事件を忘れることが出来ないだけでなく、引きずったまま逃れられずにいた。 突然あんな形で母親を亡くし、大人になりきれないまま24歳になってしまったようにさえ見えた。 7年振りに再会した新聞記者の建部には、少しずつ心を許し始めたところが救い。 加害者の妻香織の変貌ぶりには驚かされはするも、興味はそそられた。 その息子大輔が心配。 これから先に真実を知ることになるとしたら、誰か救ってあげられるのか。 大輔の周囲で起きた新たな事件の真相も気になる。 このまま下巻へ進みます。

Posted by ブクログ

2018/11/15

「風紋」の続編上巻。 高浜則子が不倫相手に殺害されてから7年が経過。 娘・真裕子は事件当時、浮気をしていた父と、生活が荒れていた姉を許すことも出来ず、孤独に人生を諦めて生きていた。 加害者である松永の妻・香織は、長崎の祖父母に息子・大輔、娘・絵里を預け、子供達には母親...

「風紋」の続編上巻。 高浜則子が不倫相手に殺害されてから7年が経過。 娘・真裕子は事件当時、浮気をしていた父と、生活が荒れていた姉を許すことも出来ず、孤独に人生を諦めて生きていた。 加害者である松永の妻・香織は、長崎の祖父母に息子・大輔、娘・絵里を預け、子供達には母親であることを隠し、東京で再起を図ろうと男に依存し、大輔は自分を押し殺しながら生きていた。 また事件を取材した建部は長崎支局に転勤になっていた。 香織の甥で、大輔達と同居する従兄の歩が殺害され、葬儀で香織を見かけた建部は、運命的なものを感じ、犯罪関係者の顛末を記事にしたいと駆り立てられる。 祖母の体調不良、絵里の闘病のため、東京の香織のもとへ移った大輔、東京へ舞い戻った建部、東京で孤独に生きる真裕子。 加害者家族と被害者家族、3者の流れが混じり合うとき、新たな物語が始まる。 登場人物が東京へ集うあたりから、それぞれの行動や想いから、絶望、希望、欲などあらゆるものが迸る。 犯罪がいかに人生に波及するのか、一例を垣間見る感じで、続きが気になって仕方がない。

Posted by ブクログ

2018/03/27

風紋の続編。 母親を殺害された高浜真裕子は、そのとき高校二年生。心に癒しがたい傷を負った。一方、加害者の子供たち大輔と絵里は長崎の祖父母のもとに預けられ、父と母を知らずに成長する。運命が変わったあの日から七年、かけがえのない人をもぎ取られた真裕子の心の傷は癒えるのか。殺人犯の父親...

風紋の続編。 母親を殺害された高浜真裕子は、そのとき高校二年生。心に癒しがたい傷を負った。一方、加害者の子供たち大輔と絵里は長崎の祖父母のもとに預けられ、父と母を知らずに成長する。運命が変わったあの日から七年、かけがえのない人をもぎ取られた真裕子の心の傷は癒えるのか。殺人犯の父親を持った子供たちは、その運命を受け容れることができるのか。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品