母と子どものマネーじゅく 「こづかい」を活用してお金の教育を！

陣内恭子(著者)

• 販売会社／発売会社: 文園社/
• 発売年月日: 2003/05/10
• JAN: 9784893361844

商品レビュー

2021/10/30

家庭でできる事は、子供たちに、お金に向き合うたくさんの機会を作ってあげて、いろいろな経験をさせることしかないと思います
通常のゲームには勝ち負けがつきもの。私たちのゲームは、「何もかわず、お金を貯めれば良いといい」たいわけではなく、「買い物もしながら上手にお金の管理をすることが素晴らしいことなのだ」と伝えたいのです
人々は選択をする。なぜなら、自分を良くするすべてのものを手に入れることができないからである
現在の暮らしは快適で便利になりましたが、その分人は自然から離れ、社会、体験も不足ぎみ。豊富なモノに囲まれている上、次々に押し寄せる情報に、親も子も自分を見失なっているのではないでしょうか
お金のしつけが子を育てる
金銭教育小遣いから資産家の２世教育まで
お金とじょうずにつきあう本

2017/11/22

図書館で借りた本。
著者含め、母と子で1年間マネーじゅくをやってみて、その概要。お小遣いを渡す前に、金額やルールなどを子どもと一緒に考えて、決めておくことが大事であることや、お小遣い帳をつけることの目的など、改めてかんがえさせられた。マネーゲームのことも、理解できて良かった。大収穫の一冊でした。

2012/02/09

● 毎日おこづかい帳をつける習慣をつけるためには、親が心がけて子どもに声をかけていく必要がある。いやいやつける子も多いので、褒めたり、喜んだりしてみる。

● こづかい帳が合わない場合は使途不明金として書く。

● 子供にお金と向き合う機会をたくさんつくって、経験をさせることで成長する。その子に合わせたやり方で、なかなか理解が進まない子もいるがじっくり取り組むことが大事。

● 自分が持っているお金の中で買える欲しいものを優先順位をつけて考えさせる。金額が大きいものは買いたい気持ちを抑えて貯金をさせる。

● 単にお金がほしいだけでなく、お金が欲しい理由がある子もいる。欲しい金額と欲しいものを書き出させてみる。

評価：Ｂ

書評：
　ＦＰである著者が子供とお金に関する塾「マネーじゅく」を立ち上げています。その中でお金の使い方、やりくりの仕方、お金に対する考え方を母と子どもで学んでいく過程が書かれています。

おこづかいに関しての考え方や、お金に対して子供にどう伝えていけばよいかが「マネーじゅく」を通して、わかりやすく書かれており、おこづかいの考え方という点では非常に参考になる本です。

ただ、マネーじゅくをそのまま家庭で実践するとなるとそれなりに知識がないと難しいのではないかと思います。もしくは親がお金に関して、しっかりと自分の考えを持っていないとうまく子供には伝わらないと思います。

やはり母親中心の視点で書いてあり、親という言葉を使っているときと、お母さんという言葉を使っているときがあり、父親（イクメン）がどのようにかかわればよいか考えないといけないですね。いかに父親がお金の教育にたずさわってないかわかりますね。

後半には家族で遊べるゲームも記載されており、おもしろいと思います。もっとお金に関する教育という点で学びたい方は別の本を読んだ方がよいかもしれないです。

私もゲームは一度家族でやってみようと思います。

子供のおこづかいをどうしようか悩んでいる方にはお勧めです！！！