がんと闘う・がんから学ぶ・がんと生きる 文春文庫

中島みち(著者)

• 内容紹介: 内容:誰も知らないあした. がん病棟の隣人. 悔いてやまず
• 販売会社／発売会社: 文藝春秋/
• 発売年月日: 2003/05/10
• JAN: 9784167429041

商品レビュー

2010/05/28

がんになったからと言…

[文庫ＯＦＦ]

がんになったからと言って決して諦めてしまうのではなくて、逆に勇気をもらえる、闘おうという気にさせてくれる作品。

2009/04/02

乳がん検診に引っかかった。精密検査までの日々のなんとも落ち着かぬこと。そんな折、ブックオフで見つけたこの本。縁起でもない？
これは著者の乳がん体験をベースに、友人の闘病記（フィクション形式）、ご主人の闘病記の三つの本が一つに合わさったものである。
著者の乳がん体験は昭和４０年代で、恐ろしく昔の話だが、思ったほど「古い」印象を感じなかったのは、この今回の文庫本化でかなりきちんと手を入れられているせいだろうか？
乳がんの転移で、最後まであがき苦しんだ友人の話の途中くらいで、私自身の検査の結果が分かり、結局良性のものと言う診断だった。ホッとはしたものの、更に最後まで読み進み、ご主人のまさかの肺がんの発症のくだりを読み、最後のあとがきまで読んでみて、「決して油断はしてはいけないのだ」と思った。細胞診をしない限り、本当の結果はわからないものらしい。とはいえ、今の生活を検査で費やすほどの時間もお金もない。一応そういうこともあるのだと肝に銘じつつ、日々の暮らしを送る今日この頃である・・。

2007/01/22

乳がん。内容がちょっと古いので医学的な治療法などに関してはあまり参考にならないでしょう。患者本人、患者の友人、患者の妻という三つの立場を経験してそれぞれの視点から書かれた闘病記として興味深いものがありました。