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クレオール主義 ちくま学芸文庫
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クレオール主義 ちくま学芸文庫

今福龍太(著者)

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クレオール主義 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2003/05/07
JAN 9784480087577

クレオール主義

¥1,430

商品レビュー

4.8

8件のお客様レビュー

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2024/07/21

文化全般や政治にも切り込みつつ、それ以上に今福はこの本で「言葉」が持つ問題を丹念に分析する。1人の人間に内在する母語と、彼/彼女がしばしば翻弄されるまったくの外国語。自身の中でさえしっくりこないこともあるそんな諸言語の分裂状況をめぐって、今福は多彩な書籍の参照を主に表立ってはこれ...

文化全般や政治にも切り込みつつ、それ以上に今福はこの本で「言葉」が持つ問題を丹念に分析する。1人の人間に内在する母語と、彼/彼女がしばしば翻弄されるまったくの外国語。自身の中でさえしっくりこないこともあるそんな諸言語の分裂状況をめぐって、今福は多彩な書籍の参照を主に表立ってはこれみよがしな世界情勢の分析に淫せず、しかし的確に個人がそうした多言語の状況下で引き裂かれうる現実を分析する。その帰結が今福が依拠するポストコロニアリズムであり「クレオール主義」なのだろう。だが、それは「ぼくたち」の問題でもあるはずだ

Posted by ブクログ

2014/10/05

[ 内容 ] 「クレオール主義」とは、なによりもまず、言語・民族・国家にたいする自明の帰属関係を解除し、それによって、自分という主体のなかに四つの方位、一日のあらゆる時間、四季、砂漠と密林と海とをひとしくよびこむこと―。 混血の理念を実践し、複数の言葉を選択し、意志的な移民となる...

[ 内容 ] 「クレオール主義」とは、なによりもまず、言語・民族・国家にたいする自明の帰属関係を解除し、それによって、自分という主体のなかに四つの方位、一日のあらゆる時間、四季、砂漠と密林と海とをひとしくよびこむこと―。 混血の理念を実践し、複数の言葉を選択し、意志的な移民となることによってたちあらわれる冒険的ヴィジョンが、ここに精緻に描写される。 「わたし」を世界に住まわせる新たな流儀を探りながら、思考の可能性を限りなく押し広げた、しなやかなる文化の混血主義宣言。 一大センセーションを巻きおこした本編に、その後の思考の軌跡たる補遺を付した大幅増補版。 [ 目次 ] 「ネイティヴ」の発明―場所論1 ワイエスの村―場所論2 サウスウェストへの憧憬―プリミティヴィズム論1 ファンタジー・ワールドの誕生―プリミティヴィズム論2 文化の交差点で―越境論 異種交配するロシア=ブラジル―混血論1 父を忘却する―混血論2 旅する理論―ヴァナキュラー論 キャリバンからカリブ海へ―逃亡奴隷論 浮遊する言葉とアイデンティティ―クレオール論1 森の言語、曙光の言語―クレオール論2 位置のエクササイズ―ポストコロニアル・フェミニズム論 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2013/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

       -20090527 クレオール主義とは、なによりもまず、言語・民族・国家に対する自明の帰属関係を解除し、自分という主体のなかに四つの方位、一日のあらゆる時間、四季、砂漠と密林と海とを等しく呼び込むこと-。混血の理念を実践し、複数の言葉を選択し、意志的な移民となることによって立ち現れる冒険的Vision‥。

Posted by ブクログ

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