量刑 長編推理小説 カッパ・ノベルス

夏樹静子(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社/
• 発売年月日: 2003/10/25
• JAN: 9784334075408

商品レビュー

2010/05/28

最初から最後までグイ…

[文庫ＯＦＦ]

最初から最後までグイグイ引き込まれます。裁判の仕組みや裁判官の心理が興味深く描かれていて、目から鱗的な作品でした。　人は何の為、誰の為に働くのか　考えさせられました。　大傑作です。

2010/05/28

裁判とその刑罰につい…

[文庫ＯＦＦ]

裁判とその刑罰について非常に綿密に書かれている作品だと思う。加害者側とそして裁判長側に焦点を変えて、丁寧に書かれていて、少々固い部分もあるけど読みやすい作品に仕上がっていたと思う

2010/01/16

すごーく読みやすい裁判ミステリ。こうしてみると、裁判というものの複雑さ、不確かさがありありとわかる。所詮、人間が人間を「完全に正しく」裁くことなんてできるのか。……だけどまあやらなくちゃしょうがないんだし、裁判官もかなり大変な役目なのだということがわかります。
ちなみにこの被告人、死刑というのはちょっと可哀想だなあ。世の中にはもっと、死刑になってしかるべきやつらがいるんだものね。一応私、死刑反対だけれど。……「無期懲役」の一段階前が「懲役二十年」とはねえ。「無期懲役」と言ったって、本当に「無期」というのも少ないし。このへん甘すぎると思いますよ。アメリカのように、「懲役何百年」ってのを作ってもいいんじゃないかな。