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司馬遼太郎が考えたこと(5) エッセイ1970.2~1972.4
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商品詳細

内容紹介 内容:エッセイ 1970.2-1972.4
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2002/02/15
JAN 9784106467059

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司馬遼太郎が考えたこと(5)

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2020/09/26

司馬さんが今の日本を見たらどう書くのだろうか。 今の中国を見てどう書くのだろうか。 やっぱりその時々によって司馬さんの関心の高いテーマがあるようで、どの巻にも頻繁に登場するテーマがある。 今回の資本主義と日本人の性質についてなんかもそうね。 そしていつも面白いなともうのは書評。 ...

司馬さんが今の日本を見たらどう書くのだろうか。 今の中国を見てどう書くのだろうか。 やっぱりその時々によって司馬さんの関心の高いテーマがあるようで、どの巻にも頻繁に登場するテーマがある。 今回の資本主義と日本人の性質についてなんかもそうね。 そしていつも面白いなともうのは書評。 審査員してるからどうしても厳しい目になるのだろう。 事細かに作品に足りないと思われるところが書かれている。 そして肝心の受賞作については結構扱いが軽い。 それは、受賞作は今後様々な人たちの目に晒され、その優劣を世間が判断していくことになるけれど、落選作はそこで消えてしまうものだということも関わっているのかもしれない。 審査員である司馬さんが事細かに書かなければ、どんな作品であったのかもわからないまま消えていく。 そしてその作品を書いた著者にとっても、次に繋げるためにこの司馬さんの批評はすごく大事なものになるのではないかと思う。

Posted by ブクログ

2019/04/27

昭和45年、直木賞選考委員就任、47歳 「面長に頑固が多い」「三島由紀夫、林健太郎、羽仁五郎、福田恆存」’70年安保前の記述… 横井庄一氏の帰国、「生きて虜囚の何チャラの重み」の世論に戸惑いを覚えつつも理解を示す。 三島由紀夫の「憤死」はあくまで個人的、文学的な死と位置づけ、政治...

昭和45年、直木賞選考委員就任、47歳 「面長に頑固が多い」「三島由紀夫、林健太郎、羽仁五郎、福田恆存」’70年安保前の記述… 横井庄一氏の帰国、「生きて虜囚の何チャラの重み」の世論に戸惑いを覚えつつも理解を示す。 三島由紀夫の「憤死」はあくまで個人的、文学的な死と位置づけ、政治的な死とさせない。 「街道をゆく」が始まり、初回、滋賀に朝鮮半島との交流を探ったように、中国・朝鮮と日本の関係についてのエッセイも増え始める。 「おおざっぱに言ってゼニの時代と米の時代があり、相互に繰り返えされてきた/平清盛ついで足利義満はゼニ、鎌倉政権は米穀」 産経新聞連載『坂の上の雲』いよいよ日露戦争開戦、人気沸騰。3巻あとがきで「海軍は山本権兵衛の能力主義ではじまったが、陸軍は寺内正毅の非創造的形式重視、藩閥主義」。46年正月から週刊朝日に『街道をゆく』連載開始。、9月全集刊行開始。 47年、毎日新聞に明治国家の骨格構築を追った『翔ぶが如く』連載開始(当時はライフワークと目されたが、現在では「壮大なる失敗作」)

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