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甲州・武田一族衰亡史
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甲州・武田一族衰亡史

高野賢彦(著者)

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甲州・武田一族衰亡史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新人物往来社
発売年月日 2003/01/08
JAN 9784404031037

甲州・武田一族衰亡史

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商品レビュー

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2023/07/10

今まで武田氏の急激な衰退は個人的に腹落ちしていなかった。 ・長篠の大敗 ・勝頼の器量不足 ・信長の勢い という内容でとりあえずは長らく納得していたが、 一方で、勝頼は ・長篠後も良く持ちこたえた ・実はかなり有能 ・実際、領土は一瞬とはいえ歴代最大に広げた という説もよく...

今まで武田氏の急激な衰退は個人的に腹落ちしていなかった。 ・長篠の大敗 ・勝頼の器量不足 ・信長の勢い という内容でとりあえずは長らく納得していたが、 一方で、勝頼は ・長篠後も良く持ちこたえた ・実はかなり有能 ・実際、領土は一瞬とはいえ歴代最大に広げた という説もよく聞く。 武田家は、もちろん信玄時代から天下布武を成し遂げられるポジションではなかったが、 少なくとも上杉景勝レベルで永らえてもおかしくはないし、 結果が今川氏真と大差ないことについてはやはり理解できなかった。 上記の旧説+勝頼有能説でいくと、単に本能寺まで持ちこたえられなかったタイミングの悪さにつきる、と自分の中ではなっていた。 当書では、 ・そもそも武田は源氏であり、源氏というものは一族が争うもの ・家臣もよく歯向かう土壌である ・加えて信虎時代、その土壌のうえで、国の統一のためやや無茶をしたことが後々響く ・信玄のカリスマで国はまとまったが、まず義信問題が深い影を落とした ・加えて信玄は後継者指名段取りを誤り、遺言の内容も悪かった ・さらに信玄は勝頼に家臣をうまく引き継がず、佞臣が付け入る隙を作った ・結果勝頼は諏訪勝頼のままであり、甲府衆からはよそ者扱いを受ける といった、それまでの流れの中でのある程度の必然として、武田家滅亡が説明されている。 佞臣に入り込まれたのは残念であるが、その佞臣は天目山までちゃんと付き合ったので、 それはそれでよかったじゃないか、とも思う。

Posted by ブクログ

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