泳ぐのに、安全でも適切でもありません

江國香織(著者)

• 内容紹介: 内容:泳ぐのに、安全でも適切でもありません. うんとお腹をすかせてきてね. サマ-ブランケット. りんご追分. うしなう. ジェ-ン. 動物園. 犬小屋. 十日間の死. 愛しいひとが、もうすぐここにやってくる
• 販売会社／発売会社: ホーム社/集英社
• 発売年月日: 2002/03/04
• JAN: 9784834250619

商品レビュー

2009/12/07

おすすめ！

[yama]

第１５回「山本周五郎賞」を受賞した短編集。特に大きなドラマも大胆な結論もないのに、読み終えた時に、しんしんと痛い切なさが残ります。さらりと読めるけど、奥が深い。江國作品が初めての人にも、お勧め！

2025/01/03

う　うーん…笑

なんやかんやで、著者の本って初めて読んだらしい。
あっ、そうなの。
「読みたい本リスト」にはたくさん入れてる気がするので、意外やなと思った。

いつもパンチのあるタイトルで、読んでみたいなって思わせてくるよね…。

今回は、友だちが読んでいたので
「では…」
と、わたしも借りてみて、で、上記。

面白くないわけではないけどなんというか。
短編やからアレやったんかな。ありていに言えば最後は飽きた？　笑

友だち曰く、
男、煙草、酒、セッ
って感じやろ笑
ちゅう具合やったけど、まさにそう…。まさに、そう。

今回は男に愛する女たちの話をまとめてみたってことなんやけど、もっとほかに愛情表現はないのかというか…笑。

恋愛も達人クラスになるとこうなるんですかね。
わたしなんぞ、まだまだ初心者ですので…（48才の？　そのほうがしんどいな）

文章を書くフォロワーさんも、著者の本を読んでるのかもしれんな、と、思った。
そのくらい、なんかこう、二次創作界隈で見かける文章の雰囲気があって、こう、なんだ、排他的というか…？　背徳的？　けだるい感じ？　そこらへんに憧れを持つのかな…？

と、思ってから、せやな、わたしは背徳的なものに対するあこがれが皆無かもしれん、と、思った。

昔も、今も。

二次創作をするタイプの人たちは10代のころから文章を書いてはったやろうし、そのころに憧れそうなアンニュイな感じがあるようなないような、気がする…。

そう思うと、著者の本も、わたしにとっては対象年齢外なのかもしれんな。
もっと若いころに著者の本に触れていたら、いくつになって読んでも、響くものはあると思うので。

いや、わからんけども…笑。

そもそも、背徳的なものに対するあこがれがない、と、いうてるあたりですでに厨二なのかもしれん。
反抗期がなかったとはいえ、この年になって反抗期や厨二をやってるとしたらそれはそれでつらいんやけど(笑)、いや、深層心理から、わりとわたしは健全なのかもしれん。などと思った48才。

タイトルのような注意書きより、「遊泳禁止」と、言われるほうが落ち着く。
そういう感じ。

現実に起こらないことを、起こらないとわかっていて、そのギリギリをたゆたうスリル感…？

口ではそう言いながら、でも実際は、地に足付けた生活と考え方なんやろうと思う。

ちゅうか、心の奥底でそういう禁忌を犯す妄想をしているから、見える社会性はめっちゃまとも、みたいな、そっちかな。

どっちにしろ、

わからんのよ…(笑)。

別タイトルも読んでみようかなあ、どうしようかなあ…。

2024/10/19

失敗しても後悔しない恋愛
泳ぐのに:安全でも適切でもない人生｡男運が悪くても母と娘達は食べて笑う｡
十日間の死:娘は初恋･人生を失う
愛する人:大切なのは快適に暮らす事,習慣を守る事｡