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中国文学の愉しき世界
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中国文学の愉しき世界

井波律子(著者)

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中国文学の愉しき世界

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2002/12/19
JAN 9784000238144

中国文学の愉しき世界

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商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2013/01/13

前半の1·2章がお勧め。特に天才講釈師·柳敬亭の記述は歴史学的にも文学史的にも面白い。3·4章は著者の中国文学に絡めた個人的な所感なので興味のある人だけ読めばいいと思う。

Posted by ブクログ

2012/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 本書は、著書が1996~2002年頃までの六年間に執筆した文章と書き下ろしから成っている。第一部「歴史を彩る奇人・達人」は、古代から明清における奇人・達人たちの「己を貫く」生き様を描いたもの。第二部「幻想と夢の物語宇宙」は、怪異譚や仙界譚を取り上げ、中国の奇抜なファンタジーワールドの圧倒的な面白さを紹介する。第三部「中国文化プロムナード」は、『日本経済新聞』にて連載した中国文化・文学についてのエッセイをまとめたもの。第四部「本と人との出会い―わたしの中国文学遍歴」は、著者の学生時代や研究者時代における印象的な出来事を記したエッセイ。  読み進めていくと、『世説新語』『山海経』『西遊記』といった著名な作品はもちろん、欧米の文学作品など厖大な数の資料名が登場する。しかし著者の歯切れ良い文章のお陰で、情報量に混乱することもなく読み進めることができる。  本書は、豊富な資料とその面白さについて語るエッセイだが、一方で、フランス文学に興味を持つ文学少女であった著者が、文学研究者という道を歩んでいく軌跡でもある。指導教官や大先生たちとの交流を描いた学生時代の話はとても微笑ましい。  書名通り、著者はとにかく愉しんで書いているという印象を受けたが、それも「あとがき」を読んで納得した。少し長くなるがその一節を挙げておきたい。「いつのころからか、わたしは、勉強は楽しんでやるものだ、自分がおもしろくないことを無理にやっても意味がないと思うようになり、以来、怖めず臆せず、おもしろくて愉しい対象を求めて、古代から近世・近代にいたるまで、中国文学の世界を探求・探索するようになった。」  著者のように、中国文学の世界に入り込んでゆけるようになりたいものである。  

Posted by ブクログ

2009/04/19

練達の中国文学研究者が平易な筆致で描きだす、奇人・達人群像。自らの体験もまじえながら語る文学世界の面白さ・奥深さ。読書の快楽を堪能すること請け合いのエッセイ集。(TRC MARCより)

Posted by ブクログ

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