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山の仕事、山の暮らし
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | つり人社 |
発売年月日 | 2002/12/31 |
JAN | 9784885365027 |
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山の仕事、山の暮らし
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
失われるもの
人口の都市集中が進展している。山村に暮らす人々を訪ね、生業に密着して綴った快著。失われつつある遺産を回顧する、著者の目は厳格である。高桑氏の嘆息を間近に感じる。 高桑信一氏は、著名な渓流登山家で、執筆もされます。
聖熟女☆ミ
実はこの作品、つり雑誌『渓流』に連載中から読んでいた。1993年夏から2002年夏までの全19編のストーリーが収められている。 著者は浦和浪漫山岳会会員、フリーライター、カメラマン、山岳ガイドという多才な肩書きをもつ。山屋さんにはモノ書きとしても非凡な人が多いが、著者はその代表と...
実はこの作品、つり雑誌『渓流』に連載中から読んでいた。1993年夏から2002年夏までの全19編のストーリーが収められている。 著者は浦和浪漫山岳会会員、フリーライター、カメラマン、山岳ガイドという多才な肩書きをもつ。山屋さんにはモノ書きとしても非凡な人が多いが、著者はその代表といえるだろう。骨太でいて大胆、そして思いの外繊細な文章にぐいぐい引き込まれていく。というか、ひきつけられてしまったことに気づく。次が読みたくて仕方がないのだ。 ぜんまい採りや狩猟、サンショウオ採りで生計を立てている山の人の話は、まるで現代のおとぎ話のようでもある。都会生活にしっかりなじんでいる者は、その泥臭さに驚嘆しながらも到底理解できない世界に映る筈だ。システマチックに慣らされた者には、自然を相手にした回りくどい非効率な世界は理解できないということである。といっても、山に生きる彼らにとってはそれがとりわけ凄いことでも何でもなく、ごく自然体でその境遇や環境を受け止め、しっかりとした自己を持って生きている。頑なではなく、あまりにも自然なのである。 山の暮らしが過酷よりも大らかに映ってしまうのは、山を少しばかり齧っていることをうそぶいている、本当の山を知らぬ僕の無知からくるかもしれない。山に生きる人々を追った19編のストーリーを読んで、何を感じるかは人それぞれだろう。山を知らぬ人がほとんどの世の中で、山に同化している人がいることを知りえただけでも発見である。そんな意味では、著者が照てた視点は新鮮である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
山屋(沢屋?)がみた山に生きる人たちのルポタージュ。 ピークハントやクライミングなど、いわゆる山登りとはまた全然違う山との接し方を19編紹介されている ゼンマイ屋、サンショウウオ取り、猟師、山小屋経営、炭焼き等々、山に生きる人々の生活は過酷だろうけど、研ぎ澄まされていてストイックで美しくも見える。 下界で夜遅くまでネオン明るい飲み屋でのんだり、ネットやSNSでずーっと人とつながってたり、コンビニや深夜スーパー、レンタルDVDの恩恵に浴した都会的な生活から脱却できるとは思えない俺やけど、生活から無駄をそぎ落として、今よりちょっとだけでもいいからこざっぱりした生き方をしたいなぁと思える本でした
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