女探偵の条件 新潮文庫タルト・ノワール

ケイティ・マンガー(著者), 務台夏子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社/
• 発売年月日: 2002/12/01
• JAN: 9784102240212

商品レビュー

2010/05/28

ケイシー・ジョーンズ…

[文庫ＯＦＦ]

ケイシー・ジョーンズの人生はツイていなかった…。男に騙され、犯罪の片棒を担いで前科者に・・・。自分自身を唯一の武器にして、知恵と度胸で警察を尻目に真犯人を追い詰めていく。

2010/08/15

なかなかの拾いものだった１冊。

女性が探偵役を務めるネオハードボイルドはいくつもあるけれど、この作品のヒロインの持つある種の下品さとか、意地っ張りの方向性とか、それから一生懸命さとか、すごく好きだ。ある意味、ダーティーペアのケイを思い出した。（ケイが怒るような気がするけど）

事件自体は、まあそんなものか、という感じで終わってしまって、ヒロインの魅力ばかりが妙に印象的であった。

2008/07/24

そんなに大事にしておきたい本でもないんだけど、なんかふとした時に思い出す本。
主人公の女探偵が、へとへとに疲れた時にコーヒーとアツアツのクリスピークリームのドーナツを１ダースも食べるわけ。
それを読むとむしょーーにドーナツが食べたくなって、でも近所にはミスドしかないから「こんな味じゃないんだろうな」と思いながらハニーディップを３つほど食べてみたりするのです。
ジャンクフードの魅力。

主人公は体系もガッチリ系だし、顔もそんなに可愛くない。
性格も媚びる事できないし、性欲マンマンだし、
好きなオトコには振り向いてもらえないけど、
ちゃんと精神的にもわかり合えてるセフレの男の子がいて、
気持ちいいセックスができてる。

そのあっけらかんとした空気がとても小気味良くて
トラブルも転んでもタダじゃ起きないぜ的解決法で読後感も爽やかです。

ちまたの草食系男子君がかすんでみえちゃうカッコいいヒロイン。
ハニーディップは一番だよー！