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アイスマン ハヤカワ・ノヴェルズ
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アイスマン ハヤカワ・ノヴェルズ

ジョー・R.ランズデール(著者), 七搦理美子(訳者)

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アイスマン ハヤカワ・ノヴェルズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2002/02/15
JAN 9784152083982

アイスマン

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商品レビュー

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2012/11/22
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母のすねかじりでずっとやってきた主人公だが、母は死んでしまった。死んでいることを隠し、小切手をもらい続けるが金に換える時の署名が偽造できない。主人公は家の反対側にある屋台の花火売りに、仲間と強盗に入ることにする。が、それもあえなく失敗。ボロボロになりながら行き着いたのは、フリークス・サーカスの一団だった。 ヌママムシやらオポッサム、ワニなんてのが登場する→『HOOT』 例えが下品すぎて面白い。月の描写なんかは、「油で汚れたディナー皿を下界に落としてしまったかのよう」だって。話は、これは他の物語に比べても秀でてしみったれた話で、サーカスに入った主人公は、一団とだんだん打ち解けていく。ドッグマンを親友だと感じるようになった。だけど、うまくいきかけていたところで、ドッグマンの言うところの「裂け目/クレバス」団長の妻にはまりこんでしまう。人間を堕落させたイヴになぞらえるシーンもある。肉体的なつながりをもつことになり、女の殺人計画を拒むことができず、実行犯になる。団長を殺すつもりが、間違ってドッグマンを殺すことになってしまう。そして最後の計画で、団長とともに自分も死ぬことになる。 女は遺産と主人公の小切手をもらい、作中何回も出てきた不気味なアイスマンを解体する。たぶんアイスマンというのは、不気味だとか馬鹿馬鹿しく思いながらも、それをちょっとは信じてしまう人間性というか、夢みたいなものを現していたと思う。団長が「このアイスマンは実はキリストの遺骸なんだ」という話をしたから、なおさらそれは強くなった。だけど結局ただの木くずになってしまった。哀しすぎる話だ。ボトムズの方が、まとまりがよかった。

Posted by ブクログ

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