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上海伝説 集英社文庫

伴野朗(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 2002/02/19
JAN 9784087474138

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上海伝説

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2013/06/26

1930年代の上海を舞台とする。 背景は、オールド上海の香りがする。 山城太助という日本人が、特殊な工作の仕事をする。 中国人名は、程光。年齢・経歴もわからないが、その人脈は中国の要人にも深くつながる。 土肥原機関のもとで、76号が形成される。その顧問となる。 土肥原機関は、中国...

1930年代の上海を舞台とする。 背景は、オールド上海の香りがする。 山城太助という日本人が、特殊な工作の仕事をする。 中国人名は、程光。年齢・経歴もわからないが、その人脈は中国の要人にも深くつながる。 土肥原機関のもとで、76号が形成される。その顧問となる。 土肥原機関は、中国人の有力者を立てて、上海に傀儡政権を作ろうとする。 担ぎ上げようとした唐紹儀は、蒋介石の工作機関、藍衣社に暗殺される。 児玉誉士夫、川島芳子が登場する。 鄭蘋如の小悪魔的な存在が、何とも言えぬ不思議を作り出す。 丁黙邨にいいよる鄭蘋如。 仲違いする李士群。 仇をとろうとする孫順英。それが、複雑につながる。 王兆銘が次に担ぎ上げられる。 そういう時代に、程光は、しっかりと人を見つめ、 時代に逆らうこともなく、流れるままに生きている。 阮玲玉に対する憧れが、程光の人間らしさを表現する。 つながっている物語だが、表現がくどすぎるところもある。 編集に当たって、整理すべきだったろう。

Posted by ブクログ

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