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緋の城
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緋の城

木崎さと子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2002/02/25
JAN 9784103661047

緋の城

¥220

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2022/07/11

これは、読む人を選ぶ作品だな。 パリ自体を子宮に見立て、4人の母親の話。 パリという環境から、息子に帰国後を考えて口喧しく言う母親。 離婚後、1人寂しく混乱しながら生活する母親。 世間知らずなシングルマザーが息子を育てる。 母親と息子の間の齟齬。 息子のためにと言いながらも、結局...

これは、読む人を選ぶ作品だな。 パリ自体を子宮に見立て、4人の母親の話。 パリという環境から、息子に帰国後を考えて口喧しく言う母親。 離婚後、1人寂しく混乱しながら生活する母親。 世間知らずなシングルマザーが息子を育てる。 母親と息子の間の齟齬。 息子のためにと言いながらも、結局は母親自身のため。 息子を追い詰めていく。 息子側も、捉え方、性格にも問題はあるが、 自分だけの血が流れているなら、たぶん理解し合えるだろう、しかし他人である夫の血も流れているため、理解し合えない自分たちがいる。 子宮(パリ)のうねりの中、自分の人生の一部である子育てと、妻として、1人の人間として。 主人公は、強い道徳観からか、パリにいながら自分の女性としての人生を頑なに眼を背けようとする。 私は、そう感じた。 息子を育てている女性なら理解できる。 読む相手を選ぶ作品。

Posted by ブクログ

2014/05/11

図書館で借りてびっくり、読んだことあった! でもほとんど覚えてなかった。。。 緋色の部屋の中のじりじりとした雰囲気が癖になりそうな作品。これで終わっていいのか? ▶

Posted by ブクログ

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