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「自己愛」と「依存」の精神分析 コフート心理学入門 PHP新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 2002/03/18 |
JAN | 9784569621050 |
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「自己愛」と「依存」の精神分析
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「自己愛」と「依存」の精神分析
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
著者が上智大学で心理学の初学者に向けておこなった講義をもとにした、コフートの心理学の解説書です。 フロイトに始まる「自我心理学」では、ふつう対象に向かうはずのリビドーが自分に向いてしまった状態を「自己愛」(narcissism)と呼びます。こうした立場では、口唇期、肛門期、性器...
著者が上智大学で心理学の初学者に向けておこなった講義をもとにした、コフートの心理学の解説書です。 フロイトに始まる「自我心理学」では、ふつう対象に向かうはずのリビドーが自分に向いてしまった状態を「自己愛」(narcissism)と呼びます。こうした立場では、口唇期、肛門期、性器期という「自体愛」の段階を経て、「自我」が成立する自己愛の時期に至り、最終的には「対象愛」という成熟した段階に至るという発達理論のなかに、「自己愛」が位置づけられています。 一方コフートは、「自己愛」そのものが成熟して、相手の気持ちに共感することができるような「より高度な自己愛」へと発展すると考えます。フロイト以降の伝統的な精神分析の世界では、「自己愛」や「依存」は自我の弱さに由来するものとして、否定的にとらえられていたのに対し、コフートは他者との共感を成熟したあり方にもたらすことが人間の発達のゴールだと主張し、患者に対する共感を中核にした治療理論を構築しました。 またコフートは、対象リビドーではなく自己愛リビドーが備給された、強く共感を覚えるような対象のことを「自己対象」(selfobject)と呼んで重視しています。「自己対象」は、「鏡自己対象」「理想化自己対象」「双子自己対象」の三つの種類に分けられ、こうした自己対象が人間の真理の基本的なニーズであって、それを満たしあうような仕方で人びとはおたがいに共感しながら生きていますと論じました。 本書では、こうしたコフートの心理学の根底にある人間観を、わかりやすく解き明かしており、興味深く読みました。
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個人的な趣味の範囲で精神分析関係の本は嫌いではないし、営業職である私にとっていろんなパターンの相手と接する場面においてこの手の本は参考になる場合が多い。 フロイトやユングという名前は比較的聞いたことがあるものの、本書はコフートという人の入門書的位置付けであるも、コフートについて...
個人的な趣味の範囲で精神分析関係の本は嫌いではないし、営業職である私にとっていろんなパターンの相手と接する場面においてこの手の本は参考になる場合が多い。 フロイトやユングという名前は比較的聞いたことがあるものの、本書はコフートという人の入門書的位置付けであるも、コフートについては聞いたことが無い人が多いかも知れない。 もちろん専門家ではないので詳しい理論については理解しようとも思わないけれども、大切なことは相手の気持ちになってみたらどう感じるだろうかということ。 ただ、相手の気持ち入り込みすぎて流されてしまっては客観的な判断はし難くなってしまうこと。 もともと人間は一人では生きてはいけず周りに頼りながら生きていくものだというようなコフートのスタンスはとても人間的であり、共感できる。 いささか内容が素人には難解で、専門的な感じが否めないが、再読すれば比較的理解出来るかもしれない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【充実度】50% 少し専門的すぎて読み疲れてしまった。。; 【内容】 今アメリカの精神分析学で旬な”コフート”の理論を説明。 コフートの理論はアメリカだけでなく、日本の”甘え”文化に通じるところがある。 【キラポイント】 成熟した自己愛は、give&takeの関係。相手が支えてくれることで、自分の成長するという依存心が自己愛を健全に発達させる。そこで道徳観や不安に強い人間になりうるとコフートは唱えている。 【感想】 自己愛が強すぎてなんてだめなあたしなんだ、とおもって手に取った本でした。そんなに責めなくてもいいんだって心が軽くなりました。社会にいると、ほめることや与えることが多く、自分が褒められたりすることが少なくなりました。。。期待してもいいんだ、そう考えれば、少し穏やかに過ごせそう^^そんな1冊でした
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