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お母さんは勉強を教えないで 子どもの学習にいちばん大切なこと
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社/ |
発売年月日 | 2002/10/22 |
JAN | 9784794211699 |
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
タイトルは挑戦的だけど、補足すると「学習内容を理解していない人が、意味理解をすっぽかして、上っ面やテクニックだけ教えるのは愚の骨頂」ってことだった。 ・系統やつながりを意識して、意味理解を大切に(基礎基本。「イロハ」と言ってる) ・「引き出し教育」=教え込みではなく、子ども自ら...
タイトルは挑戦的だけど、補足すると「学習内容を理解していない人が、意味理解をすっぽかして、上っ面やテクニックだけ教えるのは愚の骨頂」ってことだった。 ・系統やつながりを意識して、意味理解を大切に(基礎基本。「イロハ」と言ってる) ・「引き出し教育」=教え込みではなく、子ども自ら気づき、学んでいくように。 心がけたいものですね。
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教育関係のスレッドで目にして興味を持ったので読んでみました。例の「教科書が読めない子どもたち」や「ケーキが切れない」の本について話してた文脈でどなたかが紹介されていたもの。 鎌倉で"寺子屋式学習塾"を経営されているという方の著書だけど出版はもう15年以上前なんですね。当時と今と...
教育関係のスレッドで目にして興味を持ったので読んでみました。例の「教科書が読めない子どもたち」や「ケーキが切れない」の本について話してた文脈でどなたかが紹介されていたもの。 鎌倉で"寺子屋式学習塾"を経営されているという方の著書だけど出版はもう15年以上前なんですね。当時と今とでは教育や子どもたちを取り巻く状況は一部変わっているけど教育現場の(いろんな意味で)ブラックな現状、凝り固まったやり方、意味もわからないままマニュアル通りに行われる指導といった状況には大きな変化はありません。 算数・数学を中心に「学校のテストでは100点が取れるのに簡単な問題の意味がわからない子どもたち」と、彼らをどのように指導し成果を出してきたかといった内容が綴られています。学ぶ意味・目的を教わらず、ただただ形をなぞり、丸暗記させられた子どもたちには「自分が一体何を学んでいるのか」がわかっていない、問題の「解き方」は習っていても…という問題提起がなされ、それでは本当の意味で理解したことにはならないことが強調されます。 いささか手前味噌な感じがしなくもないですが、書いてある内容自体にはほぼ賛成出来ます(学校の悪口も含めてw)。ただ、これは著者が昭和初期の生まれゆえ致し方ないのかもしれないですが、タイトルにもある通り母親を悪者にしすぎ。昭和に流行った「教育ママ」イメージを現代にそのまま持ってきた感じ。父親は本質的で論理的、それに対し母親は目先のことしか見ておらず愚かで感情的、といった論調が本書を通して色濃く主張されているのがほんと、もう無理ですって感じでした。 タイトルは「お母さんは勉強を教えないで」だけど、批判されているのは形式重視・丸暗記重視な学校教育だったりするわけで、じゃ何でタイトルから母親が責められてるわけなんですかね?と突っ込まざるを得ない感じ。書かれてる内容自体は決して悪くないのですけどね…。 もうひとつ引っかかる点は、発達がゆるやかな子や凸凹のある子といった存在がほぼ考慮されていないように見えること。本人の持つ良さや得意なところを発見して生かしていこう、自信につなげようという理念は発達上の困難があるなしに関わらず大切な観点だとは思う。しかし一方で、繰り返し・反復学習さえすれば身につくといった方針は学び方に工夫の必要な子たちには必ずしも馴染まないだろう。発行が古い本だし著者の年齢からすると発達凸凹の存在自体が未知のものかもしれないのでやむを得ないけれど。 本を好きな子にする、文字を丁寧に書かせるといった「大原則」みたいなものにも決して反対するものではないが、そう簡単にはいかないよね…という思いが。 ひとりひとりの子を大切に思い、その子にあった学習を丁寧に教えていくという哲学は素晴らしいと思う。
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自宅で学習塾を開き、小学生から大学受験生までの子どもを教えてきた著者が、自らの経験をもとに、子どもの真の学力を伸ばす上で大切なことを提言している。タイトルの『お母さんは勉強を教えないで』は、教育に熱心な親(といっても今の時代、ほとんどの親が熱心なのだろうが)にとっては、思わず...
自宅で学習塾を開き、小学生から大学受験生までの子どもを教えてきた著者が、自らの経験をもとに、子どもの真の学力を伸ばす上で大切なことを提言している。タイトルの『お母さんは勉強を教えないで』は、教育に熱心な親(といっても今の時代、ほとんどの親が熱心なのだろうが)にとっては、思わずドキリとさせられそうだ。 親が子どもに教えてはいけない理由として、正解を出すための「方法」ばかりに重点を置き、肝心の「理解」に目が行っていないということ。それなら、どうすればいいのだろうか? 著者は4つの提言をしている。「子どもにまかせて待つこと」など、どれもがあたりまえのことだが、40年間で1000人以上の子どもに接してきた経験の実績が、それらの提言の裏付けとなっている。 子どもたちの「それぞれ違った才能を引き出すのは、親と教師の責任である」と著者は言う。一貫しているのは、子どもの力を信じ、どの子も認めるということ。それを「引き出し」教育と名づけているが、一つの単元を集中して教えたり、小学校の学習に戻ったり、と、その方法は一人ひとりの子どもによって、当然違う。
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