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吉良上野介を弁護する 文春新書
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吉良上野介を弁護する 文春新書

岳真也(著者)

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吉良上野介を弁護する 文春新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2002/11/20
JAN 9784166602858

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商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

『忠臣蔵』とはフィク…

『忠臣蔵』とはフィクションであり、吉良上野介は間違いなく被害者です。史実を知りましょう。

文庫OFF

2015/12/01

先日、愛知県西尾市吉良町に出向いてきた。 吉良町の吉良は、出土した雲母(きらら、と呼んだらしい)に由来するとも言われる。で、その吉良は、吉良上野介、の吉良でもある。 吉良上野介の旧領吉良では、吉良上野介の評価は極めて高い。裏を返せば忠臣蔵の人気は低い。忠臣蔵で描かれている嫌味...

先日、愛知県西尾市吉良町に出向いてきた。 吉良町の吉良は、出土した雲母(きらら、と呼んだらしい)に由来するとも言われる。で、その吉良は、吉良上野介、の吉良でもある。 吉良上野介の旧領吉良では、吉良上野介の評価は極めて高い。裏を返せば忠臣蔵の人気は低い。忠臣蔵で描かれている嫌味で卑怯な吉良上野介。その吉良を弁護する、という野心作(?)だ。 とはいえ、勝利者たる赤穂浪士側の記録は多いが、吉良側の記録は少ない。そもそも松の廊下で起こった事件の記録も、ずいぶん経ってから、後になって「此間の遺恨覚えたるか」という箇所が加えられているという。どうも、浅野は吉良にその場で嘲笑され雑言を浴びせられて凶行に及んだ、というイメージが強いが、「此間の」という表記が後からわざわざ加わったとなると、もうすっかり何が本当かわからない。二次創作でも、このへんは二つに分かれている。 浅野は刃傷事件後に沙汰を待つ間、預けられた家で酒やタバコを求めたという。さらに言うなら、吉良に切りつけたのも、脇差を使っている。脇差で相手を仕留めたいなら、切りつけるのではなく突くのが常道だ。しかも背後から切りつけている。武士のマナー、という点ではかなり疑問が残る。 浅野が吉良に切りつけるに至る理由の考察で、一つ一つ可能性を消し去っていくと、最後に残るのが「ご乱心」である。なるほどなあ、と感じる。どうなるほどかは、読んでのお楽しみ。 浅野家は赤穂では悪政を敷いていて、お家断絶に際しては領民は餅をついて祝ったとか、浅野家の家臣たちは、内匠頭には必ずしも強い忠誠心を持っていたわけでもないようだ。 というわけで、歴史は通常、勝者の視点から語られる。そうそう、吉良は討ち入りに際しては、命乞いをするのではなく、刀を振るって戦ったという。 これだけ色々出てくれば、まず弁護は成功じゃないだろうか。

Posted by ブクログ

2014/08/16

頭のイカれた奴に切りつけられた挙句、暴徒に乱入され闘ったのに関わらず命乞いして殺されたとか汚名を着せられた世紀の大被害者吉良上野介。 前から疑問に思っていたがやはり松の廊下からして怪しさ十分!

Posted by ブクログ

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