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葡萄と郷愁 長編小説 光文社文庫
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葡萄と郷愁 長編小説 光文社文庫

宮本輝(著者)

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葡萄と郷愁 長編小説 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 2002/10/20
JAN 9784334733858

葡萄と郷愁

¥220

商品レビュー

3.2

17件のお客様レビュー

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2010/05/28

同じ日の同じ時刻、東…

同じ日の同じ時刻、東京の女性とブタペストの女性。この二人が人生の岐路に立ち、大きな決断をするまでがリアルタイムで描かれています。悩みながらも、前向きに進んでいこうとする女性の力強さを感じます。

文庫OFF

2017/02/23

宮本輝の作品は今回初めて読んだけど、期待を裏切らない作品だった。他の著書も読んでみたい。 当時の最先端だったんだろうな、というような読みやすくも洗練された文章が素敵。じんわり感じさせる幸福感も素敵。 しみじみした作品を読みたいという気分だったのでどんぴしゃだった。

Posted by ブクログ

2016/09/11

 時計は常に動いている。  僕らを乗せた動く歩道は何度も枝分かれし、十分に悩む間も無く、右か左か決断しなければならないのだ。  時に後ろを振り返れば、選ばなかった道の先は遠く霞み、選んできた道だけが一本の筋となり、枝分かれだらけの未来よりも確かな輪郭で横たわる。時に宝物のように、...

 時計は常に動いている。  僕らを乗せた動く歩道は何度も枝分かれし、十分に悩む間も無く、右か左か決断しなければならないのだ。  時に後ろを振り返れば、選ばなかった道の先は遠く霞み、選んできた道だけが一本の筋となり、枝分かれだらけの未来よりも確かな輪郭で横たわる。時に宝物のように、時に呪いのように。  すべての過去は、かつて未来だった。 過去の宝物を愛でている間にも、過去の呪いに苦しむ間にも、歩道は動き、明日が昨日になり、新しい宝物や呪いが生まれる。  時計は止まらない。 だからこそ、そのことを希望だと思って生きていきたいのだ。

Posted by ブクログ

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