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奇偶
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2002/10/20 |
JAN | 9784062115827 |
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奇偶
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商品レビュー
3.4
15件のお客様レビュー
評価を聞いても、みんな首をひねるばかりで、的を得た答えが返ってこない理由が、ようやくわかりました。これは奇書だ。 骰子からはじまり、ユング、シンクロ二ティ、ボーアの手袋、不確定性原理、不完全性定理、量子学、確率、因果、運命、シュレディンガー、心理学、易学、神の意志、そして宇宙…...
評価を聞いても、みんな首をひねるばかりで、的を得た答えが返ってこない理由が、ようやくわかりました。これは奇書だ。 骰子からはじまり、ユング、シンクロ二ティ、ボーアの手袋、不確定性原理、不完全性定理、量子学、確率、因果、運命、シュレディンガー、心理学、易学、神の意志、そして宇宙… 【偶然】を講義する作品。でしかない…こじらせています。密室殺人なんて壁に投げてください。 小説としては、絶対に勧められない。ただ、これほどわかりやくアンチミステリであり、作者が限界に挑戦した作品は、知らない。奇書を極める者達は、必ず通る道であろう。 読んでいる間は、案外面白かった。 「さんざんこねくり回したんだから、アレも出せよー」 が本当に最後出てきて大笑い。
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「どんな内容なんだ?」 「一種の推理小説仕立てになっている。奇妙な連続死は出てくるし、犯人探しの推理も出てくる。だがこれは、通常の推理小説とは、かなり違った感触を与える作品だよ」 「どこが特異なんだ?」 「連続する人の死に絡めて、偶然事象が頻発する――というような不可解な出来事が...
「どんな内容なんだ?」 「一種の推理小説仕立てになっている。奇妙な連続死は出てくるし、犯人探しの推理も出てくる。だがこれは、通常の推理小説とは、かなり違った感触を与える作品だよ」 「どこが特異なんだ?」 「連続する人の死に絡めて、偶然事象が頻発する――というような不可解な出来事が描かれていて、登場人物たちが、事件そっちのけで、蜿蜒と抽象的な議論を交わすんだ。《偶然》を俎上に載せて、あらゆる分野からの見当がなされる。背景と前景がまったく転倒していて、犯人が誰かということよりも、もっぱら、《偶然》というテーマの追求に血道を上げているようなのだ。いかようにも読める小説と言うか――」 「――で、その大作の結末はどうなっているんだい?」 「 -----*システムがビジー状態になっています。----- 徹頭徹尾、《偶然》のタブーに挑戦したメタフィクショナルな小説。 あなたがこのレヴューを読む気になったのは、間違いなく《偶然》だろう。その《偶然》に、意味の有無を考えたことはあるだろうか。 このサイトに来たのが《偶然》なら、ブラウザを開いたのも《偶然》。コンピュータを起動させたのも《偶然》なら、今起きているのも《偶然》だ。 どの《偶然》に意味があり、どの《偶然》に意味がないのか。 暇ができた時、この小説で《偶然》の迷宮を楽しんでみてはいかがだろうか。
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読みにくい。一度挫折し、リベンジ。 偶然に関わるエピソードはそれぞれ面白く、それらがメインのストーリーと絡んでいくところも興味深かった。しかしさくさく読めるミステリーに慣れている身としては、量子論やら哲学やら易学やら、知らない分野の情報を理解しようとすると、非常に難解で時間がかか...
読みにくい。一度挫折し、リベンジ。 偶然に関わるエピソードはそれぞれ面白く、それらがメインのストーリーと絡んでいくところも興味深かった。しかしさくさく読めるミステリーに慣れている身としては、量子論やら哲学やら易学やら、知らない分野の情報を理解しようとすると、非常に難解で時間がかかった。 いくつもの偶然に精神に異常を懐していく主人公、そしてその他の登場人物もそれぞれ癖があり中盤はテンポよく進む。新興宗教、密室殺人とミステリーらしくなってくるものの、終わり方が微妙。これがいいと思う方もいるのだろうが、私は密室トリックや殺人事件に纏わるストーリーがもう少し充実して欲しかったなという印象。 筆者の知識の幅には脱帽。
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