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考える力をつけるための「読む」技術 情報の解読と解釈
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考える力をつけるための「読む」技術 情報の解読と解釈

妹尾堅一郎(著者)

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考える力をつけるための「読む」技術 情報の解読と解釈

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ダイヤモンド社/
発売年月日 2002/06/13
JAN 9784478490303

考える力をつけるための「読む」技術

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商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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2017/05/08

読むこととは何らかの事柄に意味を与える行為だと言うことができる。そこからすると情報豊かにするには3つのやり方がある。 1つはデータの量を増大させたり質を高めたりすることによりデータそのものを豊かにする。 2つ目はデータを多角的に捉え多様に見つけることによりより豊かな情報として読む...

読むこととは何らかの事柄に意味を与える行為だと言うことができる。そこからすると情報豊かにするには3つのやり方がある。 1つはデータの量を増大させたり質を高めたりすることによりデータそのものを豊かにする。 2つ目はデータを多角的に捉え多様に見つけることによりより豊かな情報として読む。つまり読むことにより同じデータからでもより情報得ることが可能である。この点が非常に重要である。 3つめはこの2つの方法を組み合わせることである。ABS 21ページ 本文のキーワードを太線にするなどの配慮をしていない場合は図があるとそれが強調したいことだと考えられる。また作者がどういう立場で図を描いたかわかる。作者がなぜこういった地の文に行のような図をつけたのかその意図を推測することが非常に重要となるABS 37ページ 図や表が整然としたものとなるには情報を削り落とすことが必要である。すなわち図表の情報は多くの情報が削られて後に残されたものである。多くの情報を入れれば入れるほど図表は見にくくなる図表と地の文の関係には3つのパターンがある 1図や表があるために地の文がなくなる 2図や表を文章で解説する 3図表と文章の両方によって議論を豊かにあるいはわかりやすくしようとしている46ページABS グラフを読み解く際にはY軸の数値に着目して作者の意図を掴むことが重要ABS 55ページ 統計資料の内容確認する 1何を対象としているのか 2どのような方法によってデータが集められたか 3どういう質問がどのような仕方でなされたか 4いつどこで調査が行われた 特に3が重要である 例。失業者と言うキーワード同じ歳の統計調査で数が全く変化する質問の仕方が違うことによってこうした数の変化が生じているABS 63ページ 新聞記事は多くが記者が書いたものとは限らない1ニュースリリース:企業等での新製品発表などニュースを広報担当者が作って各新聞通信社に配るもの 2:通信社の配信ニュース ABS 91ページ 新聞を読むときの注意点 1何を重要として取り上げるか 2それをどの欄で取り上げるか 3それをどの程度どのくらいの分量で扱うか 4内容をどのように取り上げるか 賛成か反対か 5どんな表現を使うか例。生産量は2トンであった、生産量は2トンを突破、生産量は2トンを達成成ABS 97から98ページ 専門分野の本を読むまるっきり知らない分野に入っていく時は大学生向けの教科書を読む大学学部レベルの基礎知識と常識さらに専門用語を身に付けることができるから筆者は放送大学のテキストを使っているらしいABS 115ページから116 年表を読む 年表に示された歴史的出来事はストーリーの断片として関係づけられ配置されている。年表を通じて他人の歴史観によって構成されたストーリーを読んでいる。逆に言えば最初にある歴史家に基づいた的なストーリーがなければ歴史的事件を整合的に選び出すことができない。何を選び何をつけるかそれを決めるのがストーリーとしての編集と言うことになるABS 188ページ 当時の年表を見ればそこで取り上げられている歴史的事象の扱いが、現在の感覚とだいぶ違うものであることがわかるだろう。188ページ

Posted by ブクログ

2015/07/28

おすすめ資料 第83回読む力、学ぶ力(2009.2.20)   日本においては「読み書き算盤」ができる人がほとんどです。 「読み書き算盤」とは少し古い表現ですが、「リテラシー」と言い換え、基本的な読み書き能力のことを指すことがあります。 コンピュータの普及に伴い、学生や社会人に求...

おすすめ資料 第83回読む力、学ぶ力(2009.2.20)   日本においては「読み書き算盤」ができる人がほとんどです。 「読み書き算盤」とは少し古い表現ですが、「リテラシー」と言い換え、基本的な読み書き能力のことを指すことがあります。 コンピュータの普及に伴い、学生や社会人に求められるリテラシーは変容してきました。 本書では、リテラシーの中でも特に「読む」力に焦点をあてています。 情報は多様な姿で私たちの前に現れます。 本書に現れる情報は、図表、統計、新聞、専門分野の本、百科事典、年表、ウェブサイト、学問と理論の8つの形をとっています。 コンピュータの登場で膨大な量の情報を集積し、計算処理し、発信することができるようになった現代、それらの情報を適切に読み解く能力を磨かなければ、情報の洪水の中で溺れてしまいかねません。 もっと恐ろしいのは、コンピュータによって情報の処理だけでなく入手も簡単になったために、よく吟味せずに目の前の情報を正しいものとして流用してしまったり、唯一の正解として信じ込んでしまうことです。 それぞれの情報には「読み方」があります。 図表や統計、年表なら、データ選択や配列の陰に作成者の意図が隠れています。 新聞も、客観的な事実のみを述べているとは限りません。 ある分野の基本事項を抑えるには、まず百科事典に当たるのが早道ですが、事典ごとに編集方針があり、特徴を踏まえて読むのが賢い利用法です。 さらにある専門分野について深く知ろうとするなら、大学学部レベルの学習者を想定して書かれた教科書にあたると、次のステップへ進みやすくなります。 ウェブサイトの情報を利用する際には、その情報の鮮度(いつ公開されたデータか)と出典の確かさ(サイト運営者は誰か)に注意して読む必要があります。 こうした読み方の「技術」を指南してくれるのが本書です。 読む技術が身につくと、自然と書くこと、考えることにも発展していくケースも例としてあがっています。 自分ではできると思っていた「読み書き算盤」、実は穴だらけかもしれません。 より高度な「リテラシー」を目指して、読む技術をブラッシュアップしましょう。

Posted by ブクログ

2015/01/11

深く読むためのレクチャー本。大学の初期に読んでおけば効果的な感じがする。学生向け図書であり、筆者のユニークな思考も面白みがある内容。

Posted by ブクログ

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