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ぼくの大好きな青髭 改版 中公文庫
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ぼくの大好きな青髭 改版 中公文庫

庄司薫(著者)

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ぼくの大好きな青髭 改版 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2002/10/10
JAN 9784122041035

ぼくの大好きな青髭 改版

¥715

商品レビュー

4.6

8件のお客様レビュー

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2010/05/28

大ヒットした「赤頭巾…

大ヒットした「赤頭巾ちゃん」シリーズの完結篇。時代を何とか切り開こうと抵抗する若者達とあおってスクープのネタにしようとつきまとうマスコミ。著者と同姓同名の薫君が青春の旅の果てに辿り着いたところは?シリーズの赤、白、黒を読んでないと面白くないかもね。

文庫OFF

2015/08/23

───レビューではありません。この本にまつわる思い出です。 1977年、大学1年の夏、僕は仙台の実家に帰ったのも束の間、とんぼ返りで東京に戻り、学生会館のサークルの部室でギターを弾きながら歌っていた。 多くの学生が帰省して人のいなくなった南青山の学生寮で9時過ぎに目覚めると、飯...

───レビューではありません。この本にまつわる思い出です。 1977年、大学1年の夏、僕は仙台の実家に帰ったのも束の間、とんぼ返りで東京に戻り、学生会館のサークルの部室でギターを弾きながら歌っていた。 多くの学生が帰省して人のいなくなった南青山の学生寮で9時過ぎに目覚めると、飯も食べずに、特に目的があるわけでもないのに大学に行き、夏休みで誰も来なくなった部室に毎日のように入り浸っていた。夕方には早稲田通りの古本屋を一軒一軒覗きながら、高田馬場までの道のりを散歩がてらのんびりと歩いた。 ある日、僕と一緒にそのサークルに入部した女の子が部室の扉を開け、顔を覗かせた。    僕の顔を見ると驚いたように目を丸くして 「あれ、〇〇君、何してるの?」と訊いてきた。 「寮の友達はみんな田舎に帰っていないし、暇なのでここに来てギター弾いてる」 「ふーん」 その後、どんな会話を交わしたのか記憶は曖昧だが、最近どんな本を読んだ? という話になった。 そこで、僕も彼女も庄司薫の大ファンで、発売されたばかりの「ぼくの大好きな青髭」を読んだということが分かった。 庄司薫は、五木寛之と並んで高校時代の僕に多大な影響を与え、東京行きを決意させた二大作家の一人だ。 (大学1年の夏休みは、作品の舞台になった日比谷高校や山王神社にも行ってみた) 突然、彼女が言った。 「小説とおなじことしようよ」 「何それ?」 「紀伊國屋で待ち合わせして、2階のブルックボンドでお茶を飲もう」 たしかに、小説の中には主人公の薫くんがそんなことをする場面が出てくる。 「面白そうだね」 それから、二人で新宿の紀伊國屋書店に行く日と時間を決めた。数日後、僕らは本当にそれを実現することになる。 僕にとっては、女の子と二人で親密にお茶を飲むという一般的に“デート”と呼ばれる、生まれて初めての経験でもあった。 今でも紀伊國屋書店に喫茶店「ブルックボンド」はあるのだろうか? 手元にある『ぼくの大好きな青髭』の帯(昭和52年7月25日発行の初版本)にはこう書かれている。 ───若者の夢が世界を動かす時代は終ったのか。月ロケットアポロ11号の成功の陰で沈んでいった葦舟ラー号。熱気渦巻く新宿を舞台に現代の青春の運命を描く───薫くんシリーズ完結編! :庄子薫の芥川章受賞作「赤頭巾ちゃん気をつけて」についての小さなトリビア この作品は芥川賞受賞の翌年、ベストセラーとして話題になったことで映画化され、主人公の「薫」は岡田裕介、女友達の「由美」を森和代が演じた。 この二人は後に、小椋佳のデビューアルバム「青春」とセカンドアルバム「雨」のレコードジャケットに、“現代の若者”を象徴する二人の男女として登場している。

Posted by ブクログ

2013/08/08

中学生くらいの時に、家にあった母の本をさらさらっと斜め読みしたのが、薫くんとの出会い。 久々に会った薫くんは、変な格好で本屋に向かっていた。何してん。そこから当時の若者たちの最先端(!?)な濁流に呑み込まれていく。 今の政治的無関心とか、まぁそこそこ自分が楽しければいいや、と...

中学生くらいの時に、家にあった母の本をさらさらっと斜め読みしたのが、薫くんとの出会い。 久々に会った薫くんは、変な格好で本屋に向かっていた。何してん。そこから当時の若者たちの最先端(!?)な濁流に呑み込まれていく。 今の政治的無関心とか、まぁそこそこ自分が楽しければいいや、とは違う。若い人たちが何かできる!とがむしゃらになって夢を追い、敗れ…日本変わったな!平熱が低い私には、たまにはこういう暑苦しいのが必要か。 ライトノベルはこんな感じで始まったのかなぁ。薫くん独特の言い回しやこだわりがくどいけど、憎めない1冊だ。

Posted by ブクログ

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