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日本の葬式 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2002/10/09 |
JAN | 9784480087256 |
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日本の葬式
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日本人の死の向き合い方や信仰を、人が死んだ時の行為や弔い方、祀り方を通して考察している。 興味深く印象に残っているのはたまよばいの話。土地や時代でやり方は異なるが、死体に向かってよばうものと、山など遠くへ向かってよばうものがある。日本人はもとは死んだら身体から魂が離れるという信...
日本人の死の向き合い方や信仰を、人が死んだ時の行為や弔い方、祀り方を通して考察している。 興味深く印象に残っているのはたまよばいの話。土地や時代でやり方は異なるが、死体に向かってよばうものと、山など遠くへ向かってよばうものがある。日本人はもとは死んだら身体から魂が離れるという信仰があったので他界とされる山や遠方に向かって叫ぶのだが、死体に向かってよばうのはその信仰が忘れられたからだろうという考察。 また、死んだ人を蘇らせるためのたまよばいの他他喪屋・もがりの制度も、蘇らせから親族の慎みの期間と混同されるようになった。 昔から続く習俗であっても、時を経るとともに変遷する。その変遷は本来の趣旨や意味が誤解されて受け継がれているものもあるということが、「伝統」を守ることは簡単にできるものではないということを考えさせられた。 他印象に残ったこと ・忌の飯はもと、死者だけに食わせる飲食物であった。それを最近親者が共食するようになり、次第に範囲を拡大させた結果食い別れの意義を持つようになった。→儀式が変遷しながら残っているが、それの意義が変わってしまう例として興味深い。 ・葬式に関する作法は普段と逆にするものが多い。これは神聖な物忌の場合との混同を避けるためであろうと。 なぜ葬式は色んなものを反対にするのかと思っていたけど、これは推測の一つ。 ・子供の葬儀が粗末であること。一般に6歳以下の子供は人間としての待遇を与えられていなかった。生まれたばかりの赤ん坊は肉の塊で、そこに霊魂が入り、たえず強い霊威にふれて更新成長して、一人前の人間になる。七五三の祝いの中にも、霊を更新補強するための呪法がある。
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日本人はどうやって死者を弔ってきたのか…。 仏教と日本古来の信仰が結びついた世界観が描かれていて、とても勉強になりました。
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柳田国男派の民俗学者による日本の葬式民俗書。オリジナルは1965年刊行。 色々な事例に分けて、全国の葬式や死に関する風俗が書かれています。「こういったことがあった」というのは分かるけれども「何故そうしていたのか」という考察が少なく、いつ頃の話なのかも分からないので、読んだ後に消化...
柳田国男派の民俗学者による日本の葬式民俗書。オリジナルは1965年刊行。 色々な事例に分けて、全国の葬式や死に関する風俗が書かれています。「こういったことがあった」というのは分かるけれども「何故そうしていたのか」という考察が少なく、いつ頃の話なのかも分からないので、読んだ後に消化不良の感があります。 あまり人にはオススメできない本かな…。
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