1,800円以上の注文で送料無料

活字狂想曲 幻冬舎文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-02-02

活字狂想曲 幻冬舎文庫

倉阪鬼一郎(著者)

追加する に追加する

活字狂想曲 幻冬舎文庫

定価 ¥586

550 定価より36円(6%)おトク

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎/
発売年月日 2002/08/25
JAN 9784344402638

活字狂想曲

¥550

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2010/05/28

著者がしていた校正の…

著者がしていた校正の仕事にまつわるエッセイ。エッセイの方が面白い。

文庫OFF

2014/10/06

【本の内容】 人気作家の著者にも食えない時代はあった。 十六年前、年収(月収ではない)十四万円の限りなく無職に近い現実不適応者・暗坂が就職雑誌を見て選んだ仕事、それは印刷会社での「文字校正」だった。 チラシ、社内報、カレンダー…押し寄せる印刷物と耐え難いカイシャ生活でついに鬱...

【本の内容】 人気作家の著者にも食えない時代はあった。 十六年前、年収(月収ではない)十四万円の限りなく無職に近い現実不適応者・暗坂が就職雑誌を見て選んだ仕事、それは印刷会社での「文字校正」だった。 チラシ、社内報、カレンダー…押し寄せる印刷物と耐え難いカイシャ生活でついに鬱憤は爆発。 読み始めたら止まらない、思わず噴き出す現代の奇書。 [ 目次 ] 校正者はなぜ漢字なのか 印刷業界残酷物語 まぬけな営業の話 耐えがたいこと まぬけなオペレーターの話 まぬけな製版屋の話 オー、ミステイク! 「待った」は遅かった 驚異の逆効果 文字禍は生きている〔ほか〕 [ POP ] エッセイはよほどのことがない限り読み返さないが、これは笑えた。 もう一度かいつまんで読んでもやっぱり笑えた。 しかし、再び冷静になって読むと、ためになる。 辞書で調べなければわからないような難しい言葉がふんだんに使われているし、印刷業界の舞台裏も描かれていて面白い。 著者は、校正者として勤めた11年間の会社生活を、水槽の中の珍魚を見るような視点で書いている。 あくまでも組織の一員としてではなく、一個人が会社というコンクリートの水槽のふちに立って、様子見しているような感じなのだ。 それでも、ときに騒動に巻き込まれて、切れていたりする。 どんな人物なのか、実に想像力がかきたてられる著者です。 組織にはよさも悪さもあると思うけれど、会社で起きる「つまらないこと」を餌に、優雅な面持ちで知らん振りしてスイスイと泳いでいるような、どんなにおかしくても片口だけ上げて、絶対に声を出して笑わないような、そんな様子など。 次回は、世間という大きな水槽を覗き見した様子を書いてくれることを待ち望んでおります。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

2012/05/13

抜群に面白い。作者の倉阪鬼一郎は同郷の三重県生まれの作家であり、名前は知っていて、『ブラッド』のエログロの印象が強すぎてある意味敬遠してたのですが、このエッセイは本当に、面白い。自分が変人であると自覚している人がどのように会社生活というサバイバル空間の中で生きていくか。どんな形で...

抜群に面白い。作者の倉阪鬼一郎は同郷の三重県生まれの作家であり、名前は知っていて、『ブラッド』のエログロの印象が強すぎてある意味敬遠してたのですが、このエッセイは本当に、面白い。自分が変人であると自覚している人がどのように会社生活というサバイバル空間の中で生きていくか。どんな形で世間と妥協しながら生きていくか。そういうことが分からなくなったらこの本を読めばいい。苦しんでいる人は救われるし、腹を抱えて笑える。自分に素直に生きることはリスクを伴い、だがそれでいて人生の違った側面が見えるんだと感じた。おすすめ。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す