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THE MASK CLUB 幻冬舎文庫
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THE MASK CLUB 幻冬舎文庫

村上龍(著者)

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THE MASK CLUB 幻冬舎文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2002/08/25
JAN 9784344402744

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商品レビュー

3.2

16件のお客様レビュー

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2010/05/28

「トパーズ」「エクス…

「トパーズ」「エクスタシー」が好きで、なぜかSMに惹かれてしまうという人におすすめします。龍的SMものの解釈への足がかりになる作品だと思います。

文庫OFF

2025/11/25

随分前に古本屋で購入した一冊。久しぶりの村上龍の作品。相変わらずセンシティブな人物背景と少し気を抜くと着いていけなくなる抽象感、精神論が面白い。ところどころに核心もちりばめられているように感じる。 主人公は、謎のクラブに忍び込んで殺された凡庸な男性。抽象的に進むのは特に前半で(な...

随分前に古本屋で購入した一冊。久しぶりの村上龍の作品。相変わらずセンシティブな人物背景と少し気を抜くと着いていけなくなる抽象感、精神論が面白い。ところどころに核心もちりばめられているように感じる。 主人公は、謎のクラブに忍び込んで殺された凡庸な男性。抽象的に進むのは特に前半で(なんせ主人公が死んでいるから)、全体が俯瞰で見えるとか見えないけど感じているとかわからないけどわかるとような、想像で読み進めるのが面白かった。あとがきにあるようにすべての状況が描写されれば、物語は感じることができる。 気が付けば、後半語り手はバトンタッチしていて、MASK CLUB側のストーリーが展開される。ここから先は半分サスペンスで、さらさらと読めた。玲子の笑顔見たさで構築されるMASKCLUBには殺人が介入することを全く恐れない異常さがあるが、語り手側には一切の矛盾がなくて読んでで違和感も感じないほどだった。 「自分のからだと意識を相手に委ねる、自分が誰なのかあいまいにすることで恐怖と痛みを和らげる」や「自分のことを客観的に見ることで他人事にする」はどこかで読んだことがある気がするんだけど、、どこだったかな。村上龍の他作か、田中慎弥とかの気もする。調べるとスペインの生化学博士の「魂の法則」に似た記載があるらしい。 村上龍作品はストーリーがつかみにくく正直、人に勧めにくいけど、自分のなかでは話はかなり繋がりを感じるし、知識面以外でもいつも得るものがあり、エロもグロも気にならない。この繋がり、感覚を言語化したい。夢野久作にも近しいものを感じる? コインロッカーベイビーズとかもう一度読もうかしら。 以下印象的だった箇所。 ・鬱病者:何かが既に起こってしまっていて、それは自分のせいである。もう取り返しがつかない。 ・分裂病者:今何かが起こるところ、自分だけがそれを知らずにすべての現象がそのシグナルに感じる。 ・長期記憶と短期記憶 ・感傷と欲望は関係する、失われたものに対して感傷が生まれる。感傷は死の境界。 ・過去の1点でその後の人生が決定されれたと思うのは安易すぎる ・自分のからだと意識を相手に委ねる、自分が誰なのかあいまいにすることで恐怖と痛みを和らげる ・自分のことを客観的に見ることで他人事にする ・父親に保護されて育てられて、作り上げた父親像を思春期に一度壊す必要がある。

Posted by ブクログ

2022/01/20

書店員の男性は、交際相手であるミキが、女性ばかり七人でおこなうSMパーティのメンバーであることを知りますが、彼女たちによって殺されてしまいます。「死者」となった彼は、SMパーティのメンバーであるサラという女性の身体に入り込んで彼女の記憶粒子の海を泳ぎわたり、彼女たちがSMパーティ...

書店員の男性は、交際相手であるミキが、女性ばかり七人でおこなうSMパーティのメンバーであることを知りますが、彼女たちによって殺されてしまいます。「死者」となった彼は、SMパーティのメンバーであるサラという女性の身体に入り込んで彼女の記憶粒子の海を泳ぎわたり、彼女たちがSMパーティをおこなうようになるまでの顛末を知ることになります。 死者の精神が存続するというSF的な設定と、レイコをはじめとする女性たちのトラウマをめぐる心理学的な設定をかさねあわせるという実験的な小説なのですが、表層的な次元でつなぎあわせただけに終わっているように感じられました。本格SF小説ではないので、設定の細部が詰められていないのはかまわないのですが、トラウマのあつかいかたが紋切り型になっているのは残念です。あるいは、思いきって実験的な作風に徹していれば、もうすこしおもしろく読めたのではないかという気もします。

Posted by ブクログ