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冒険者カストロ
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冒険者カストロ

佐々木譲(著者)

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冒険者カストロ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 2002/09/10
JAN 9784087745917

冒険者カストロ

¥220

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2017/10/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

キューバ革命のリーダーであるカストロの前半生をわかりやすく。カストロの知性と革命家の狂気と「チェ」の真相  カストロは自分の人生を語っていない。客観的資料をまとめてくれた本である。  カストロは弁護士だった。それほど記憶力が高くて、弁論に優れていた。社会主義の独裁者のイメージがあったけれど、本当に頭の良い人だったんだなと思う。  途中、チェ=ゲバラのことも詳しく書いていてそれも良し。そして、「チェ」の真相がわかるのもいい。なんで、チェなのか。チェは本名じゃないのである。  カストロがこれだけ長い間政治的リーダーを務められたのも、それ相応の知的能力があったからである。それに対して、ロマンチストのチェ=ゲバラは革命後には没落していく対比がとても良い。  カストロは革命を率いるほどに情熱的カリスマでありながら、革命後には官僚主義な社会主義システムを維持し、冷戦の中で立ち回る国際政治力も持ち合わせたほどの聡明さも持っていた。それほどすごい人なのだ。  チェ=ゲバラはTシャツにもなるほど人気だが、本当にすごいのはフィデル=カストロなんだなーというのが冷静にわかる良い本だった。

Posted by ブクログ

2017/04/13

2016年11月に亡くなったキューバの政治家フィデル・カストロについて、その生い立ちからキューバ危機(1962年)までの前半生をまとめた評伝。 バティスタ政権相手に苦闘していた頃のカストロが、亡命先のメキシコでチェ・ゲバラと初めて出会う場面が良い。英雄ではなく脇役として描かれるゲ...

2016年11月に亡くなったキューバの政治家フィデル・カストロについて、その生い立ちからキューバ危機(1962年)までの前半生をまとめた評伝。 バティスタ政権相手に苦闘していた頃のカストロが、亡命先のメキシコでチェ・ゲバラと初めて出会う場面が良い。英雄ではなく脇役として描かれるゲバラのキャラクター性のお陰か、凄惨な闘争がひたすら続く作中でもここだけは少し爽やか。後に二人が袂別する事を踏まえて読むと尚良し。 (日高門別 あ)

Posted by ブクログ

2012/04/30

改めてキューバ危機の時期に起こったことを再認識。 革命指導者も長く政権の座にあると独裁者になってしまう、そういう意味では人気薄になってしまったカストロ。その人生を様々な資料から再構築したもの。

Posted by ブクログ

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