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インモラル・アンリアル 現代タイ文学 ウィン・リョウワーリン短編集
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:ぼくと父の奇妙な物語. 身元不明人. 肉欲と涅槃. 路上の犬. 窓辺のチャニアンの鉢. 情夫. 黒い手帳と紅葉. 死刑執行人. ラート・エカテートの三つの世界 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 国際言語文化振興財団/サンマーク出版 |
| 発売年月日 | 2002/07/10 |
| JAN | 9784763123237 |
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インモラル・アンリアル
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短編集(日本オリジナルの選集らしい)。 著者の初期作品と思われる仏教説話的なものから、O.ヘンリー的な素朴な掌編も収められ、かつ前衛的な文学色の濃い作品も複数ある。 タイの20世紀といえば軍事政権によって繰り返されるデモ弾圧の歴史が存在するが、『ラート・エカテートの三つの世界...
短編集(日本オリジナルの選集らしい)。 著者の初期作品と思われる仏教説話的なものから、O.ヘンリー的な素朴な掌編も収められ、かつ前衛的な文学色の濃い作品も複数ある。 タイの20世紀といえば軍事政権によって繰り返されるデモ弾圧の歴史が存在するが、『ラート・エカテートの三つの世界』においては繰り返されるデモ弾圧を巡って、2つの事変の語り手と時空がクロスする複雑な話が展開される。 一見なま温かいように見えて、憂鬱なほど救いのないラストを迎える『窓辺のチャニアンの鉢』『死刑執行人』の二編も、記憶に残る。 解説によるとタイ文学においては1973年の民主化(一瞬の...)を境に、現代化が進んだのだという見方があるという。本作はその分類において「現代文学」である。多くの国の現代文学がそうであるように、そこからエキゾチズム的なものは読み取れない。都市生活の空疎感のような現代地球市民の宿業テーマがここにも存在する。 しかし慎重に読み解いてみると、タイに固有な社会問題(首都と地方の経済格差、貧富の差の固定化、汚職、等々)も語られている。今につながる問題が半世紀にわたり小説で問われ続けているのだ、ということを読者は知ることになる。
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